NECは、8月29日、経済産業省と国土交通省が設立する「空の移動革命に向けた官民協議会」(注1)に参画すると表明した。
近年、国内外のベンチャー企業、投資ファンドなどの様々な分野の企業・団体は、都市の渋滞を避けた通勤、通学や通園、離島や山間部での新しい移動手段、災害時の救急搬送や迅速な物資輸送などの用途において、「空飛ぶクルマ」の実用化に向けた取り組みに注目。
こうした中、経済産業省と国土交通省は、国内における「空飛ぶクルマ」の実現と、新たなサービスの創出を目的として、社会に受容されるルール作りなどを検討するために政府機関や民間企業からなる「空の移動革命に向けた官民協議会」を設立し、その第1回を8月29日に開催する。
NECは同協議会に参画することで、社会ソリューション事業で培ってきた無人航空機の制御技術や、航空管制システム・衛星管制システムなどで培ってきた管制技術や電波監視技術、サイバー攻撃対策技術などを活かし、国内における「空飛ぶクルマ」の実現と空の移動革命に向けて貢献していくとしている。
なお、NECでは、日本発の空飛ぶクルマの開発活動「CARTIVATOR(カーティベーター)」を運営するCARTIVATOR Resource Managementとスポンサー契約を締結(注2)するなど、2020年の「空飛ぶクルマ」の実現に向けて取り組んでいる。
注1)(経済産業省)「空の移動革命に向けた官民協議会」を設立します:http://www.meti.go.jp/press/2018/08/20180824001/20180824001.html
注2)(NEC)CARTIVATOR Resource ManagementとNEC、空飛ぶクルマの実現に向けてスポンサー契約締結:https://jpn.nec.com/press/201803/20180327_01.html