タクシー相乗りマッチングアプリを提供するNearMe(ニヤミー)は、6月24日、長岡市ハイヤー協会や長岡市と共同で、同社のアプリを活用したタクシー相乗りサービスが、地域交通の利便性向上に寄与するかなどの検証を長岡市内で実施すると発表した。
相次ぐ高齢ドライバーの事故が社会問題としてクローズアップされ、運転免許証の自主返納ムードが高まっている昨今。だが、その反面、公共交通機関が少ない地方では、特に高齢者の生活のための「あし」をどう確保するのかも大きな課題だ。
今後さらに高齢化が進む日本においては、特に地方都市における新たな自動車の利活用や代替策を考えることは急務だといえる。
そんな背景の中で行われる今回の実証実験は、同じ方向に行きたい人同士をマッチングし、タクシーで相乗りできる「nearMe.」アプリの技術を活用することで、市民にタクシーの新しい乗り方を提案するとともに、地域交通の利便性向上に寄与する可能性について検証するもの。
同アプリやその技術の活用が、高齢者等の移動手段、ターミナル駅からの二次交通、バス・タクシーのドライバー不足などの課題解決となるかを調査。
また、同市で開催される長岡米百俵フェス(10月12日・13日)などの大規模イベントで、多くの来場者の交通手段確保に同アプリが貢献できるかなども併せて検証する。
なお、実験は
第1クール:2019年 7月1日(月)~ 8月31日(土)
第2クール:2019年10月1日(火)~11月30日(土)
の2段階で行われる予定だ。