ナビタイムジャパンは10月20日、2点において、「2021年度グッドデザイン賞」を受賞したことを発表した。
このうち、赤ちゃんや子ども連れの移動をサポートするWebサービス『NAVITIME for Baby』は、特に優れた100件に贈られる「グッドデザイン・ベスト100」に選出されている。
また、10月20日(水)~11月21日(日)まで、東京ミッドタウンで開催される、今年度グッドデザイン賞「ベスト100」の展示を中心に、全受賞作品が集まる受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2021」において、『NAVITIME for Baby』が紹介される。
■「グッドデザイン・ベスト100」受賞対象:『NAVITIME for Baby』
『NAVITIME for Baby』は、赤ちゃんや子どもとのお出かけの移動前・移動中・移動後をトータルでサポートするWebサービス。ベビーカー、抱っこひも、一緒に歩く、といった子どもの移動手段にあわせたルートを提案する。また、電車の降車ドア表示、おむつ替え・授乳時に役立つ設備情報、お出かけ記事、忘れ物防止用のチェックリストも提供。安心・快適な移動を支援する。
– 審査会の評価コメント
街の物理環境が変わらずとも、ソフトウェアで街からバリアを取り除くサービスとして高く評価された。願わくばぜひ、ナビタイムの通常サービスにこの機能が装着され、誰にとっても当たり前にバリアフリーを選択できる社会に向けたインフラとして育ってほしい。
■「グッドデザイン賞」受賞対象:鉄道事業者向けソリューション『時刻表生成システム』
『時刻表生成システム』とは、鉄道事業者の時刻データをもとに改札階やホーム上に設置の案内板(駅貼り時刻表)、ポケット時刻表、公式ホームページ・アプリ等の媒体ごとに最適な時刻表データ(PDFやHTML等)を自動生成するシステム。生成から検証までを一本化することでダイヤ改正のコスト削減や業務効率化に貢献する。
– 審査会の評価コメント
鉄道のダイヤ改正は日付が変わる直前までに、駅やホーム、ウェブサイト、アプリなどの時刻表をすべて変えていかなければならない。これまでは多くを手作業で作り上げていったというが、このシステムであれば新しい時刻表を提出するだけで、あらゆる媒体に仕立ててくれる。BtoBのサービスであり、私たち利用者が直接実感するデザインではない。しかし公共交通はエッセンシャルワーカーであり、彼らの負担を軽減することは、今まで以上に安全確実な運行につながるものであると考えている。