南海電設は6月20日、三菱オートリースとEV充電器の置き基礎「NTV600」の販売協力に係る契約を取り交わした。このEV充電器の置き基礎「NTV600」は、日東工業製EV充電器Pit-2G(ピットツージー)シリーズを設置する際、安全で且つ、省コスト、省施工で基礎工事が実現できる専用の置き基礎パッケージ。今回は、同製品の販売協力に関する契約を三菱オートリースと締結した。
EV充電器の設置・拡充に関して政府は、2030年までの全国設置数目標を既存の15万基から、2023年10月には30万口へ引き上げる目標を掲げている。しかしEV充電器の設置にあたっては、設置場所の確保が課題となっている。
仮に設置場所が確保できそうであっても、対象地が借地の場合、土地オーナーへの説明や原状回復の必要が求められること。更に昨今の材料費・人件費高騰による設置費用の増加など、数多くの課題がある。
しかし日東工業・南海電設・東洋ベースの3社による共同開発を経て製品化された「NTV600」は、日東工業製のEV充電器Pit-2G(ピットツージー)シリーズ専用の置き基礎となっていることから、充電器設置に関わる費用の低減、設置可能場所の拡大、借地に於ける現状復帰などEV充電器設置に係る複合的な課題解決に貢献すると南海電設では謳っている。
今回、南海電設と連携した三菱オートリースは、自動車に係るリース、メンテナンス等の総合ソリューションサービスを展開しているなかで、「EVコンサルテーションプログラム「EV 4CHANGE」などEVに係る事業が拡大していることから、同契約を通じたEV充電器の普及拡大で、持続可能な社会の実現に向けて貢献していく構えを見せている。
そんな「NTV600」の特徴は以下の通り
- 十分な安全性(アンカー併用により耐震クラスS※を実現、風速40m/sの「猛烈な風」でも満足な耐風圧強度)
- 設置コストの大幅な削減(施工費は従来工法の約1/2以下 ※当社比)
- 施工時間の大幅短縮(従来工法で2日以上を要していた基礎工事がわずか10分程度で完了)
- 設置場所の調整や撤去時の原状回復における、高い自在性
※耐震クラス建築設備耐震設計・施工指針2014年度版に準じる。
置き基礎「NTV600」の販売・施工についての問い合わせ先
南海電設株式会社 ソリューション営業課
メールアドレス:info-base@ev-chargeconnect.com
EV充電サービス特設サイトURL: https://ev-chargeconnect.com/
EV4CHANGEに係る問い合わせ先
三菱オートリース株式会社 経営企画部 広報担当:大友
メールアドレス:keiki@mitsubishi-autolease.com
EV充電器に係る問い合わせ先
日東工業株式会社 EVインフラ事業室 マーケティング課
メールアドレス:ev.contactnet.mark@nito.co.jp
EV用充電設備特設サイトURL:https://www.nito.co.jp/quick/evstand/