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2023年12月22日【イベント】

名古屋鉄道、スマホタッチによるバス乗降実証を実施

坂上 賢治

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名古屋鉄道は12月22日、スマートフォンを使ったデジタルチケットのタッチ認証によるバス乗降の実証実験を実施する。

 

 

より具体的には、春日井市や国立大学法人東海国立大学機構などと共に「高蔵寺スマートシティ推進検討会」を構築し、国土交通省総合政策局の「令和5年度日本版MaaS推進・支援事業」として「CentX webチケット」の機能を活用したデジタルチケットのタッチ認証による「かすがいシティバス」乗降の実証実験を2024年1月9日から2月9日まで実施する。

 

「CentX webチケット」として発売している現在のデジタルチケットは、バス乗務員によるスマートフォン画面の確認を行っているが、今回の実証実験ではバス車内に設置された専用のタッチプレートにスマートフォンをタッチすることで、有効なデジタルチケットかどうかを判別するもの。

 

その詳細は以下の通り

 

1. 実施期間
2024年1月9日(火)~2月9日(金)

 

2.利用方法
専用アプリ「move!かすがいタッチ」をダウンロードしタッチ認証対象の乗車券を購入の上、バス車両内のタッチプレートの「読み取りマーク」に端末をタッチして乗降車する。
※専用アプリの利用は、「NFCタグ認証機能」対応の端末が対象。
※専用アプリは12月27日(水)にGoogle PlayおよびApp storeでの公開を予定。

 

 

認証画面

 

3. 対象乗車券
かすがいシティバス
※対象者限定の乗車券、定期券は降車時に、デジタルチケットの認証のほか、各種証明書(かすがいシティバス高齢者カード、かすがいシティバス運転免許自主返納者カード、かすがいシティバスマタニティカード)を運転士に提示する必要がある。

 

4. 検証内容
乗車および降車時の位置、日時データを記録することで、利用者の乗降バス停を判別し、有効な移動データの取得が可能かを検証する。加えてバス乗車時に利用者に対し、特典として商業施設のデジタルチケットを発行することにより、地域活性化に繫がる回遊施策としての効果を検証する。

 

 

5. 特典
(5−1)専用アプリダウンロード時
初回登録特典として、「タッチ認証対象かすがいシティバス1日乗車券」を配布。
※受け取りにはメールアドレスが必要。
(5−2)バス乗車時
バス車両内のタッチプレートにタッチすることで、以下の「アピタ・サンマルシェ特定店舗で使える特典利用チケット」をCentX webチケットにて配布。
– アピタ高蔵寺店:100円相当の品物引換
– 名鉄クリーニング高蔵寺店:100円割引券
– ファゼンダ:100円割引券

 

6. モビリティポートによる移動利用促進およびCentXとの連携
実証期間中、大日本印刷株式会社が提供する「DNPモビリティポート」が高蔵寺駅および高蔵寺ニュータウン内の商業施設・病院等合計6カ所に設置。モビリティポートでオンデマンド乗合タクシーや、電動シェアサイクル、電動車イスを予約すると「アピタ・サンマルシェ特定店舗で使える特典利用チケット」を配布する。

 

<モビリティポート>

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。