武蔵精密工業 (ムサシ)は8月9日、グループ会社である武蔵エナジーソリューションズ が、電機電子機器の受託サービスを手掛ける米国企業であるFlex社 (本社:テキサス州/米NASDAQ市場上場)と、AIデータセンターに於けるエネルギー課題解決に向けて提携することを発表した。
Flex社では、ムサシのハイブリッドスーパーキャパシタ(HSC)を中心としたキャパシタベース蓄電システム(CESS)の新製品を、他社に先駆けてハイパースケーラーへ導入し、2025年前半にCESSの生産を開始予定であることから、両社は今後、これに向けて広範な協業を進めていくと云う。
なお、Flex社のCESSソリューションは、ピーク電力のバランスをとり、最新のデータセンター環境で行われているAIのトレーニングや推論活動中の激しい電力サージ、回線障害からグリッドを保護するよう設計。また、ムサシの最先端HSCは、多くの用途で高い信頼性のエネルギーストレージを提供するよう設計されており、電力密度の高さや長寿命、安全性の高さで評価されていると云う。
<ムサシの会社概要>
四輪/二輪車用向けに、デファレンシャル/トランスミッションギヤ/プラネタリィ/ボールジョイント/カムシャフト等の開発から製造、販売を手掛けており、特に二輪車向けトランスミッションに於いては、業界トップクラスの世界シェア約30%を誇る(ムサシ調べ)。また電動、自動運転といった次世代自動車向けパワートレインやサスペンション、ステアリング等の商品展開を進める一方で、先端AI技術開発によるインダストリー4.0の推進、SDGsの幅広い領域での達成貢献に向けたオープンイノベーション展開等、広く新事業の創出・拡大にも注力している。
– 社名:武蔵精密工業株式会社
– 代表者:代表取締役社長 大塚 浩史
– 本社:愛知県豊橋市植田町字大膳39-5
– 創業:1938年4月
– 設立:1944年1月22日
– 資本金:5,602百万円 (2024年3月現在)
– 連結売上高:349,917百万円 (2024年3月期)
– 単体売上高:59,779百万円 (2024年3月期)
– 連結従業員数:16,763人 (2024年3月末現在)
– 単体従業員数:1,242人 (2024年3月末現在)
– 事業内容:輸送用機械器具の製造および販売。