森村グループ4社(ノリタケ、TOTO、日本ガイシ、日本特殊陶業)は、12月3日、4社による合弁会社「森村SOFCテクノロジー」の事業を開始した。
新会社では、各社が培ってきたSOFC(Solid Oxide Fuel Cell/固体酸化物燃料電池)に関する技術・ノウハウなどを持ち寄り、経営資源を融合することで早急な商品化を目指す。
新会社の出発に際して、森村SOFCテクノロジー代表取締役社長の佐藤美邦氏は、以下のように話している。
「このたび、新会社の社長を拝命しました佐藤でございます。『エネルギー分野で未来を切り拓く!』という当社のミッションの下、セラミックスにおいてノウハウを持つ森村グループ 4 社のリソースを結集させ、総員参加の精神で早期の商品化に邁進します。
弊社が提供する、クリーンで高効率な発電デバイスであるSOFCを普及させることが、省エネルギー、CO2削減の推進による持続可能な社会の実現、レジリエンス性の向上による皆さまの安心・安全な生活の実現につながると信じております」。
[合弁会社の概要]
– 名称:森村SOFCテクノロジー株式会社
– 所在地:愛知県小牧市大字岩崎 2808
– 代表者の役職・氏名:代表取締役社長 佐藤 美邦
– 役員体制 :取締役 上野晃、磯部謙二(非常勤)
– 事業内容:
家庭用、業務用の固体酸化物形燃料電池のセル、スタック、モジュールおよびシステムの研究・開発・製造・販売に係る事業
– 資本金:100百万円
– 事業開始年月日:2019年12月3日
– 純資産:4,914百万円
– 総資産:4,914百万円
– 出資比率:
株式会社ノリタケカンパニーリミテド:5%
TOTO株式会社:20%
日本ガイシ株式会社:8%
日本特殊陶業株式会社:67%
– 従業員数:85名(2019年12月3日現在)
– 会社ロゴについて:
森村4社による技術力と叡智の結集、未来のエネルギー(燃料電池)のひろがり・発展・進化、そして森村 グループの志を世界へ展開していく様、挑戦、積極性、先進性・先見性、新しい価値創造をイメージ。