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2024年5月30日【MaaS】

MONET、徳島県三好市と地域モビリティ普及で包括連携

坂上 賢治

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MONET Technologies( MONET )は5月30日、徳島県三好市でのモビリティサービスの普及に向けて、三好市およびトヨタカローラ徳島と包括連携協定を締結した。

 

上記MONETは、包括連携協定の締結に先駆けて三好市が今年4月1日に運行を開始したデマンド型( 予約があった場合のみ指定の停留所間を運行する形態 )乗合タクシー「三好市 山城乗合タクシー 」向けに、MONETの配車システムや予約アプリ、運行実績を可視化するデータレポートサービスなどを提供中だ。

 

三好市には公共交通空白地域が多く存在しており、また、運転免許証を自主返納した高齢者が増加しているなど、市民の移動手段の確保が課題になっている。そこで三好市は、市民の移動の利便性向上と交通空白地域の解消に向けて、MONETの配車システムや予約アプリなどを活用したデマンド型乗合タクシー「三好市 山城乗合タクシー」を導入した。

 

MONETは、「三好市 山城乗合タクシー」の運行に向けて、乗降場所や日時、人数などを指定するだけで簡単に乗車を予約できる利用者向けのスマホアプリ「MONET」や、予約状況とそれに応じた最適な運行ルートを確認できるドライバー向けアプリ、車両の稼働状況などを確認できる管理者向けのシステムを提供。

 

またMONETは、「三好市 山城乗合タクシー」の利用の促進を目的にトヨタカローラ徳島と連携して、同社の店舗( 三好市井川町のトヨタカローラ徳島 池田店と、トヨタカローラ徳島 デアエタ三野店、トヨタカローラ徳島 阿波・脇町店が対象 )で利用方法や利用者向けのアプリの登録・操作方法の説明を受けられるようにするなど、サポート体制を整備した。

 

MONETでは、「三好市およびトヨタカローラ徳島と共に、三好市内の公共交通空白地域の解消を図ると共に、高齢者をはじめ多くの方が安心して移動できる環境の構築を進めていきます」と述べている。

 

デマンド型乗合タクシー「三好市 山城乗合タクシー」の運行概要
運用開始日 :2024年4月1日
運行時間 :月~金曜日の午前8時30分~午後4時
※祝日・振替休日は運休します。
運行エリア :山城地域全域
運賃 :乗車距離4.5km迄は一律500円、4.5km超えの場合は950m毎に100円を加算
予約方法 :電話またはスマホアプリ「MONET」から予約
※ 利用希望日の1週間前から予約可能。※ 電話番号およびスマホアプリのダウンロード・利用方法他、その他の詳細は、三好市の乗合タクシーの運行に関するページを閲覧されたい。
乗降ポイント :186カ所

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。