国土交通省は6月24日、米国のカリフォルニア州運輸省と、日本とカリフォルニア州の鉄道交通の整備支援に関する覚書を、18日に締結したことを発表した。
両者は、この覚書に於いて、鉄道分野での脱炭素化やその整備等に関する協力関係の強化に向けて、互いに議論を深めていくことを確認したと云う。
[覚書の概要]
– 名称:国土交通省とカリフォルニア州運輸省との間の鉄道交通の整備支援に関する覚書
– 署名者:
(日本側)国土交通省 村田茂樹 鉄道局長、田中由紀 国際統括官
(米国側)カリフォルニア州運輸省 トックス・オミシャキン カリフォルニア州運輸長官
– 内容:
・目的:2022年に更新署名された「日本国政府とアメリカ合衆国カリフォルニア州との間の気候変動対策並びに経済及び貿易関係の強化に関する協力覚書」を推進し、環境への負荷の低減及び鉄道の利用の増加を図る。
・分野:ゼロ・エミッション鉄道技術と、エネルギー効率の高い相互運用可能な鉄道システム、高速鉄道整備及び都市鉄道整備の計画・建設・安全等。
・方法:ベストプラクティスや情報を交換するため、定期的なハイレベル協議や、実務レベルの協議を実施。国土交通省・カリフォルニア州運輸省の双方が必要と認める場合、学術、研究、民間、公共等の機関から協力者を招聘し、分野横断的に議論。
[問い合わせ先]
国土交通省鉄道局国際課 下山、金山、渡邊
電話:03-5253-8111(内線40-235)/直通 03-5253-8527