
小学校等周辺の面的な交通安全対策を促進する「モデル地域」を65 箇所選定
国土交通省(道路局 環境安全・防災課 道路交通安全対策室)は3月11日、通学路に於ける交通安全の取組を推進するため、小学校等周辺において面的な交通安全対策を促進する「モデル地域」を65 箇所選定した。
この「モデル地域」では、道路管理者が警察や学校、地域等と連携して、データを活用した課題の分析や対策内容の検討、地域との合意形成を進め、「ゾーン30 プラス」の導入などによる通学路の面的な交通安全の実現を目指していく。
上記を踏まえ国土交通省では、通学路における交通安全の取組を推進するため、小学校等周辺に於いて面的な交通安全対策を促進する「モデル地域」の取組を実施する。
なお「モデル地域」は、道路管理者が警察や学校・教育委員会、PTA などの地域の方々と連携・協力し小学校等周辺区域における通学路上の事故や交通規制、自動車走行速度などのデータを活用して交通安全上の課題を分析。対策内容の検討や地域との合意形成を進め、「ゾーン30 プラス」の導入などによる通学路の面的な交通安全対策を実施する地域を指すもの。
「モデル地域」の取り組みでは、データ活用にあたり国土交通省よりETC2.0プローブデータ等を活用した分析などの技術的支援を実施します。また、「ゾーン30 プラス」整備にあたり国庫補助等による財政的支援を実施していく。加えて今後は「モデル地域」の取組から得られた知見を活用し、「モデル地域」以外の地域においても通学路の面的な交通安全対策を推進していくと結んでいる。
■「モデル地域」の選定
全国65 箇所を「モデル地域」として選定した。(別紙資料1、2)
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■「ゾーン30 プラス」について
最高速度30km/h の区域規制「ゾーン30」と、ハンプ等物理的デバイスとの適切な組合せにより交通安全の向上を図ろうとする区域を「ゾーン30 プラス」として設定し、道路管理者と警察が連携しながら整備を進めている。(別紙資料3)
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添付資料
報道発表資料(PDF形式:1027KB)PDF形式
問い合わせ先
国土交通省 道路局 環境安全・防災課 道路交通安全対策室
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