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2024年4月12日【イベント】

国交省、スズキ「スイフト」の安全性能評価結果を公表

坂上 賢治

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国土交通省とナスバ(独立行政法人 自動車事故対策機構)は4月12日、自動車の安全性能を評価・公表する「自動車アセスメント」に於いて、スズキ「スイフト」の評価試験を行った結果を公表した。

 

慎重な評価試験からスズキ・スイフトから抽出した実験数値に従い、国土交通省とナスバは、予防安全性能評価に於いて「Aランク」の獲得を示した。また衝突安全性能評価では「Bランク」を。これらの評価結果から5段階中上から2番目の「★★★★☆」(4つ星)を獲得したことを明らかにした

 

この国土交通省とナスバの評価を受けて、スイフトの製造メーカーのスズキは、自社製品の性能試験から得られた公的評価を踏まえ、その獲得数値の背景や要因として以下の車両性能を挙げている。

 

1.衝突安全性能
・衝突時に衝撃を効率よく吸収・分散する”軽量衝撃吸収ボディー[TECT]”を採用
・事故時の衝撃に備えて6つのエアバッグを全車に標準装備
・歩行者との接触時に歩行者の頭部、脚部へのダメージを軽減する”歩行者傷害軽減ボディー”を採用

 

2.予防安全性能
・自転車や自動二輪、夜間歩行者を検知対象に追加し、交差点の右左折時でも機能する新開発の衝突被害軽減ブレーキを全車に標準装備。
・区画線だけでなく構造物や道路の切れ目なども検知してドライバーに注意を促す車線逸脱警報機能を全車に標準装備。
・ハイビームの照射範囲を自動で調整するアダプティブハイビームシステム、ハイ/ロービームを自動で切り替えるハイビームアシストをグレード別に搭載。
・駐車時の低速でも衝突被害軽減ブレーキが作動する低速時ブレーキサポート(前進・後退)をCVT車に標準装備。
・壁などの障害物を検知してペダル踏み間違いやシフト入れ間違いによる急発進を回避する誤発進抑制機能をCVT車に標準装備。
・エアバッグが展開するような大きな衝撃を検知すると自動でオペレーターに接続する緊急通報機能をタイプ別に搭載。

 

※以下の評価結果は当該のナスバホームページから引用した。 

 

 

評価結果の見方 ( PDF 334KB )

 

予防安全装置に関する注意事項 ( PDF 82KB )

 

自動車安全性能2023試験映像:スズキ・スイフト_ナスバ(独)自動車事故対策機構 公式から引用

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。