国土交通省は、鉄道建設・運輸施設整備支援機構から2月6日付けで申請のあった北陸新幹線(金沢・敦賀間)の工事実施計画の変更について、3月29日付けで認可した。
変更は、現認可額の約1兆1,858億円から約1兆4,121億円への工事費等を変更するもの。増加額は2,263億円となる。
[北陸新幹線(金沢・敦賀間)主な変更認可内容]
<工事費の変更>
– 現認可額:約1兆1,858億円
– 変更額:約1兆4,121億円
– 増加額:2,263億円
<外的要因>
○労務単価の上昇等による増:977億円
・ 当初見込年率1%→2%の物騰に伴う増額。
・ 消費税率の改定による増額。
○耐震設計標準の改訂等による増:869億円
・ 東日本大震災を踏まえた耐震設計基準の改定(平成24年(2012年)9月)等に伴う増額。
<事業の実施に伴うもの>
○関係機関との協議による増 607億円。
・ 新幹線工事に関する地元との協議結果に伴う増額(急速施工等)。
○現地状況の精査による増 159億円
・ 事業着手後に判明した地盤条件等の見直しに伴う増額 (工法見直し等)。
<コスト縮減>
○用地取得費の精査、発生土運搬先の見直し等による減。
▲349億円
■鉄道建設・運輸施設整備支援機構:https://www.jrtt.go.jp/