宮古タクシー事業協同組合(事業所:沖縄県宮古島市、代表理事:下地 隆之)と、電脳交通(本社:徳島県徳島市、代表取締役社長:近藤 洋祐)は11月6日、独自導入した「宮古島TAXIアプリ」と電脳交通のクラウド型タクシー配車システム「DS」との連携を開始した。
導入の背景は、宮古島に於いてコロナ禍中の車両削減やタクシー運転手の離職などの要因が重なり、当地の移動需要に対してタクシーの運行台数が足りない状況であるため。そもそもコロナ禍が収まった宮古島へ来訪する観光客は、コロナ禍前と同水準に戻りつつあり、観光客の主な移動手段であるタクシーには効率的な運用が求められてきている。
そこで宮古タクシー事業協同組合が中心となって働き掛け、宮古島の11社のタクシー事業者に電脳交通のクラウド型配車システム「DS」を導入するに至った。
これを自社配車システムと配車アプリとを連携。アプリからの配車依頼を複数のタクシー会社が受注できる独自のタクシー配車アプリ「宮古島TAXIアプリ」を実現させた。
宮古タクシー事業協同組合では、「地域で独自の配車アプリを共通運用することにより、1社では受けきれない配車依頼が来た時も、同じエリアで営業する他のタクシー事業者による代替が可能となり、利用者をお待たせすることがなくなります。
今後は宮古島を訪れる観光客や島民の皆さまに、宮古島TAXIアプリを通じて、従来よりも身近に・気軽にタクシーをご利用頂くと共に、宮古島での快適な移動をサポートしてまいります」と話している。
参加事業社は以下の通り
合同会社丸一タクシー/合名会社丸多タクシー/合資会社協栄タクシー/大平タクシー合名会社/合名会社開発タクシー/Azリゾートサービス株式会社/合名会社日光タクシー/合名会社三交タクシー/株式会社まるちく/合名会社かりゆしタクシー/合名会社新生タクシー
なお宮古タクシー事業協同組合は電脳交通と協力して、宮古島TAXIアプリの運用事例を「宮古島に学ぶ地域アプリセミナー」と題して11月21日に説明するという。説明では独自アプリの概要や運用方法の他、オーバーツーリズム対策や地域経済活性化に繫がる地域アプリ活用法を紹介するとしている。
開催日時
11月21日(火)14:00~(60分程度)
<オンラインセミナー 詳細・申し込みページ>
https://cybertransporters.com/event-seminar/seminar_231121
※同セミナーは、タクシー事業者の方々を対象としている。
宮古タクシー事業協同組合の概要
事業所 : 沖縄県宮古島市平良下里1037-8
代表理事 : 下地隆之
電脳交通の概要
所在地 :徳島県徳島市寺島本町西1丁目5番 アミコ東館6階
設 立 : 2015年12月
代表者 : 近藤 洋祐
従業員 : 169名(2023年8月末時点)
資本金 : 1億円(2023年8月末時点)
主要株主 : 三菱商事、JPインベストメント、ENEOSイノベーションパートナーズ合同会社、JR東日本スタートアップ、JR西日本イノベーションズ、四国旅客鉄道、GO株式会社、第一交通産業グループ、エムケイ、沖東交通、三和交通、NTTドコモ・ベンチャーズ、阿波銀行、徳島大正銀行、いよぎんキャピタル、ブロードバンドタワー(敬称略、順不同)