三井不動産リアルティは12月7日、運営する駐車場事業「三井のリパーク」に於いて、パシフィックコンサルタンツが主導し検討を進める、ETC技術を活用した新たな決済サービス「i*モビリティ Payサービス」の実証実験に参加すると発表した。
この決済サービスは、ETC車載器と利用者のスマートフォンをシームレスに結び付けてチケットレス&キャッシュレス化し、ストレスフリーな駐車場を目指すもので、主に商業施設に付帯する駐車場への導入を想定。
専用のスマートフォンアプリを通じて、スマートフォンとETC車載器とを紐づけることで、ETC車載器による入場・出場時刻の記録(チケットレス)に加え、専用アプリ内での割引付与・駐車料金決済(キャッシュレス)を可能に。従来のゲートタイプの駐車場でストレスとなっていた精算機への幅寄せや駐車券の破損・紛失、札詰まりといった支払いトラブルの解消、そして決済時間の短縮が期待できると云う。
なお、この実証実験には、同社のほか、共に検討を進めている東芝インフラシステムズ と東芝データ 、古野電気 、アマノ 、トリオン が参加。期間中(12月12日~18日)、サービスを体験したモニター(パシフィックコンサルタンツ が募集)のアンケートを元に、その有効性の検証や課題の抽出を行い、今後の正式なサービスリリースに向けて改善を図っていくとのこと。
今回、三井不動産リアルティは、運営する時間貸し駐車場「三井のリパーク 日本橋小網町第4」の一部区画を提供するに留まるが、時間貸し駐車場の更なる利便性向上のため、この実証実験への参加を決めたと云う。
[実証実験の実施場所概要]
– 駐車場名:「三井のリパーク」 日本橋小網町第4
– 住所:東京都中央区日本橋小網町5-4
– 駐車台数:30台
– 交通:東京メトロ日比谷線・東西線「茅場町」駅4a出口 徒歩5分
– 実施期間:2023年12月12日(火)~2023年12月18日(月)