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2021年5月20日【SDGs】

三菱パワー・西イベルドローラ、脱炭素化に向け協業

NEXT MOBILITY編集部

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三菱パワーは5月20日、スペインの大手電力会社イベルドローラ社(Iberdrola, S.A.)と、世界各国・地域における産業分野の脱炭素化促進のため、再生可能エネルギーをベースとした競争力のあるクリーンかつ安全なエネルギーソリューションの共同開発に向けて協業することで合意したと発表した。

 

短期・中期的にカーボンニュートラル産業の振興をはかることを目的に、環境への悪影響がない水電解生成による水素(グリーン水素)の製造設備、バッテリー貯蔵システム、電化熱供給装置の開発を進めていく。

 

今回、三菱パワーの社長兼CEOである河相 健とイベルドローラ社発電部門のディレクターであるアイトール・モソ(Aitor Moso)氏は、両社のメンバーによるチームを結成し、脱炭素化が最も困難な分野の一つである産業部門向けに大規模かつカーボンフリーな再生可能エネルギー発電・貯蔵プロジェクトを創出するための共同協定に署名した。

 

三菱パワーの河相社長は次のように述べている。「イベルドローラ社と三菱パワーは、高効率なガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)プロジェクトの開発を通して発電分野における脱炭素化に向け協力してきました。このGTCCプロジェクトでの協業経験を活かし、電力および産業分野の脱炭素化に必要な水素インフラ、バッテリーによるエネルギー貯蔵システム、電力による熱供給システムを開発・展開します。イベルドローラ社との共同開発は、カーボンニュートラルを実現する革新的な発電技術と蓄電ソリューションにより、持続可能な未来の実現に取り組むという当社のミッションを果たすものです」。

 

一方、イベルドローラ社のモソディレクターは次のように述べている。「今回の両社による合意は、脱炭素化が最も困難な分野の一つである産業分野において主要企業とのパートナーシップを構築し、短期・中期的に効率的な電化を進めるという当社の戦略にとって非常に重要なマイルストーンです。産業界の製造プロセスにおいて、熱供給の電化、バッテリーによる貯蔵、グリーン水素などの再生可能エネルギーを活用したソリューションを普及させることで、産業と雇用の発展に資する、より持続可能で排出フリーの経済モデルを構築するという喫緊かつ普遍的な目標の達成に向け、当社の強みを結集していきます」。

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。