三菱自動車は11月11日、職場におけるLGBTなど性的マイノリティに関する取り組みの評価指標「PRIDE指標」において、2018年から3年連続で最高ランクの「ゴールド」を獲得したと発表した。
「PRIDE指標」は、企業などの団体においてダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する任意団体「work with Pride」が、職場におけるLGBTに関する取組みにおいて日本初の評価指標として2016年に策定したもの。
同社は、すべての役員・社員が守るべき規範としているグローバル行動規範の「多様性の尊重と機会平等」の中でLGBTの人々の尊重を表明している、社内の当事者が活躍できる働きやすい環境づくりを目指し、職場環境の改善や社内制度の整備に努めている。
外部講師によるLGBT理解促進セミナーの継続的な開催や、e-learningでの学習に加え、オリジナルの「ALLY(アライ)ステッカー」配布により、社内におけるALLY(LGBTの人たちを積極的に支援し行動する人という意)の見える化を推進している。さらに、2019年9月より社員就業規則を一部変更し、同性婚の関係も結婚の定義に含めたことで結婚休暇の取得が可能となった。こうした取り組みが評価され、「PRIDE指標」において最高ランクのゴールドを獲得につながったと考えられる。