三菱自動車工業は5月11日、2021年3月期(連結)決算で、一部欧州市場からの新車販売事業撤退に伴う費用として238億円の特別損失を計上したと発表した。
三菱自動車は、昨年7月に発表した中期経営計画における「選択と集中」の戦略に沿い、2023年を目途に一部欧州市場における新車販売事業からの撤退を決定。
これを受けて、2021年3月期第4四半期において、主に在庫解消支援、逸失利益補償及び販売会社リストラ費用の一部サポート等を目的とした欧州販社宛補償費238億円を、「事業構造改革費用」の一部として特別損失に計上した。
なお、上記の特別損失については、三菱自動車が同日公表した「2021年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)」に、反映されている。
■(三菱自動車)2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(PDF):https://www.mitsubishi-motors.com/content/dam/com/ir_jp/pdf/financial/2021/210511-2j.pdf