三菱自動車工業は、インドネシア共和国東ヌサトゥンガラ州のスンバ島で実施されているエネルギーマネジメント実証実験に参加した。
この実証実験は、太陽光発電と電動車両を利用し、ガソリンの確保が難しい離島などで、効率的なエネルギーの活用方法を探ることを目的とするもの。
再生可能エネルギーで発電した電力の安定供給のため、インドネシア技術評価応用庁と九電工が、日本の環境省の支援事業として、2017年12月から開始。太陽光発電による充電や島内での走行により、実証データを蓄積していく。
三菱自動車は、昨年2月、EV「アイ・ミーブ」2台とプラグインハイブリッドEV「アウトランダーPHEV」8台、急速充電器4台をインドネシア政府に寄贈。その内「アイ・ミーブ」1台と急速充電器1台が、実証実験に使われる。
実証実験への参加に併せて10月03日に開かれた式典で、三菱自動車理事の加藤寿永氏は、「三菱自動車が実証実験に参加でき、光栄に思っています。EVがインドネシアの人々の生活に貢献できることを確信しております」と話している。