三菱自動車は4月16日、ベトナム社会主義共和国中部の都市ダナンにおいて、同市の商工局(DOIT)にプラグインハイブリッドEV「アウトランダーPHEV」2台と、EV「i-MiEV(アイ・ミーブ)」2台、及び急速充電器2台を提供し、現地で記念式典を開催したことを発表した。
今年1月に締結したベトナム商工省との覚書に続き、三菱自動車はダナン市とも電動車の普及や共同研究を目的とした覚書を締結。
今回の提供は同市との覚書に基づくもので、電動車は同市や近郊にある世界遺産の街・ホイアン市など観光地への周遊に活用される。
また今度、電動車によるCO2削減効果や観光地における電動車両の効果的な活用について共同研究を行っていくと云う。
ベトナムは、二酸化炭素排出量を削減し、クリーンな空気と緑豊かな都市の実現に取り組んでおり、ダナン市も2020年までに環境都市化を目指すとした環境都市計画を2008年に発表している。
三菱自動車は、今回の提供について、同市の計画で掲げられている、自動車などの輸送による大気汚染防止に対する取り組みにおいて重要なマイルストーンになるとコメント。
ダナン市との新たなパートナーシップを通じ、ベトナムにおける環境負荷の低減を支援することで、同国自動車市場の持続的な発展に貢献していくとしている。