三菱自動車工業が校舎建設を支援したフィリピン共和国サマール州サンタリタ市の中等学校で、2月19日に開校式が行われた。
今回の校舎建設支援事業は、三菱自動車が国際NGOワールド・ビジョン・ジャパンと連携し、子どもの学習環境の改善を目指すものです。三菱自動車は、三菱自動車社員有志の募金と合わせて496万円を支出し、中等学校の校舎1棟を建設。テーブル付椅子やプロジェクター、扇風機などの備品・設備を寄付した。
開校式には、バイオレッタ デュラン校長や関係者の他、ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(以下MMPC)副社長の宇佐美 雄久が出席した。
MMPC副社長の宇佐美は「三菱自動車は1963年にフィリピンで事業を開始し、以来61年にわたり、フィリピンの皆さまに支えられ、自動車の生産・販売を営んでまいりました。
私たちの支援が、校舎建設の一助となったことはこの上ない喜びであり、誇りでもあります。子どもたちがこの校舎でたくさんのことを経験し、将来フィリピンの発展を担って行くことを願っております」と述べた。
三菱自動車は、「2018年に特定したマテリアリティ(重要課題)の一つに〝事業を通じた地域経済への貢献〟を掲げています。
その取り組みとして、アセアン地域における事業の発展を通じ、雇用・人材育成・投資・技術移転・輸出による地域経済への貢献を果たすことを目標としています。
当社は今後も環境と社会貢献の分野でもセアン地域に於ける課題解決に向け、三菱自動車独自の技術・サービスを生かして取り組んでいきます」と述べている。