三菱自動車工業(以下「三菱自動車」)は11月11日、「PRIDE指標」において、ゴールド認定を獲得したと発表した。
「PRIDE指標」は、企業などの団体においてダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する任意団体「work with Pride」が、職場におけるLGBTQに関する取り組みを評価する日本初の指標として2016年に策定したもの。
同社は、人権の尊重は事業活動の基本であると考え、2019年5月に国連が提唱する「人権・労働・環境・腐敗防止」4分野・10原則についての「国連グローバル・コンパクト」に署名した。また、同社の「人権方針」においてはステークホルダーの人権尊重を定め、性別・性的指向・性自認などに基づく不当な差別やハラスメントを容認せず、多様性を尊重することを表明している。さらに、すべての役員・社員が守るべき規範であるグローバル行動規範の「人権と多様性の尊重、機会平等」の中で、人権と多様性の尊重を表明している。
これらの考え・方針のもと、社内のLGBTQ当事者が活躍できる働きやすい環境づくりを目指し、職場環境の改善や社内制度の整備に努めている。具体例として、社員制度で結婚の定義に同性婚の関係を含め、結婚休暇や育児休業の取得、社宅の利用を認めているほか、外部講師によるLGBTQ理解促進セミナーの継続的な開催やe-learningでの学習、オリジナルの「ALLY(アライ)ステッカー」の作成・配布による「ALLYの見える化の推進」などが挙げられる。
なお、三菱自動車がゴールド認定を獲得するのは2018年から4年連続となる。