三菱ロジスネクストは3月23日、新型エンジン式フォークリフト「ERSIS(エルシス)」(0.9~3.5トン積)を販売開始した。
ERSISは、三菱ロジスネクスト発足後2019年11月に発売したバッテリー式フォークリフト「ALESIS(アレシス)」に続く、新型小型エンジン式フォークリフト。エコロジーとエンジンを表す”E”を頭文字にし、地球にやさしいエンジン式フォークリフトらしさと、バッテリー式フォークリフトALESISとの親和性を表している。
主な特長は以下。
1.環境性と経済性
自社グループ製電子制御クリーンエンジンを搭載。三菱重工エンジン&ターボチャージャ社製2014年排出ガス基準適合「D04EG ディーゼルエンジン」およびグローバルコンポーネントテクノロジー社製2006年排出ガス基準適合「GK21/25 ガソリン LPG エンジン」は、それぞれ最新の国内排出ガス基準に適合した優れた環境性能とCO2排出量の少ない低燃費性能を持つ。
2.作業性、信頼性および耐久性
走行・加速性能、マスト上昇速度、登坂性能および旋回性能により高い作業性能を実現。また、自社開発によるマストやドライブユニットなど各種コンポーネント採用により、それらを支える信頼性と耐久性を実現する。
3.安全性
車両統合管理システム「IPS(Integrated Presence System)」をアップグレードし搭載。従来車と同様の離席時走行・荷役インターロックシステムや HIGH/LOW 切替スピードリミッター機能などの標準装備に加え、シートベルト未装着時の走行インターロックや駐車ブレーキ連動走行インターロックなど新たなオプション設定により、安全安心機能の充実化を図っている。
4.操作性と良好な視界
車両の状態が一目で分かるデジタルモニターやステアリング位置を調整できるティルトステアリング機構、リクライニング・スライド機構付きサスペンションシートや操作しやすい位置に配置したスイッチ類などストレスの無い操作性を従来車から引き継いでいる。また、広視界設計により周囲への安全確認が重要な前方、後方および高所荷役作業に欠かせない良好な上方視界を確保している。
5.オプション・アタッチメント
路面から伝わる振動や衝撃を緩和し、騒音の軽減や荷崩れと荷物の破損防止およびオペレーターの疲労軽減で好評なグッドランニングシステム、レーザー光を照射しフォーク高さを目視で正確に把握できるイチギメクン、高い照度で明るく見やすく省エネルギーで長寿命な各種LEDライトなど作業時の安全性や作業性向上を可能とする各種オプションや様々な作業に対応する各種アタッチメントを用意している。