三菱HCキャピタル(4月1日、三菱UFJリースと日立キャピタルの統合により誕生)は11月24日、米国の大手海上コンテナリース企業「CAI International(以下、CAI社)」の買収(※1)手続きを完了し、11月22日(米国時間)付で完全子会社化したと発表した。買収額は、約1,264億500万円(※2)。
三菱HCキャピタルでは現在、高い流動性を有する高付加価値の資産を対象とした「グローバルアセット」を注力領域のひとつとして掲げ、グローバルに海上コンテナや鉄道貨車、航空機のリースなどを展開。
海上コンテナリース事業には、2014年、「Beacon Intermodal Leasing」の買収により参入し、その強化に取り組んできたが、今回、その競争力を強化し、今後の成長ドライバーのひとつとすべく、CAI社を買収。これにより、グループのコンテナ保有数は世界第2位の規模となった。
三菱HCキャピタルは、今後、両社のプラットフォームを有効活用すると共に、その経験、知見を融合することで、顧客ニーズに合致したサービスの拡充を実現。また成長の加速を図ることで、グローバルに於けるトッププレーヤーを目指すとしている。
[CAI社の概要]
– 名称:CAI International, Inc.
– 所在地:Steuart Tower, 1 Market Plaza, Suite 2400, San Francisco, CA
– 代表者の役職・氏名:Timothy Page, President and Chief Executive Officer
– 事業内容:海上コンテナリース業
– 設立年月日:1989年8月3日
[取得価額]
約1,109百万米ドル(※2)(約126,405百万円/※3)
(優先株式 :約104百万米ドル(約11,841百万円/※3)。普通株式他:約 986 百万米ドル(約 112,458 百万円/※3))
※1:(三菱HCキャピタル)米国の大手海上コンテナリース企業 CAI 社の買収に関するお知らせ(6月18日付):https://www.mitsubishi-hc-capital.com/investors/library/pressrelease/pdf/2021061801.pdf
※2:取得価額は、アドバイザリー費用等の概算額、シリーズA優先株式およびシリーズB優先株式における未払い配当額等も含めた金額。
※3:1米ドル114円で計算。
■CAI International:https://www.capps.com/
■三菱HCキャピタル:https://www.mitsubishi-hc-capital.com/