G20サミットの「バッテリー式電気自動車展示会」に展示したeキャンター
三菱ふそうトラック・バス( MFTBC )は、インドネシアのFUSO正規代理店のKTB社( PT Krama Yudha Tiga Berlian Motors )がインドネ シア運輸省主催の「バッテリー式電気自動車 展示会( Battery-Based Electric Motor Vehicle Exhibition )」に〝eCanter( eキャンター )〟を出展した。
同展示会は、バリ島で行われているG20サミット( 主要20カ国・地域首脳会議首脳会合 )の一環として企画されたもので11月12日から16日までの期間に於いて開催された。
インドネシア政府は現在、国家成長戦略の主要分野のひとつとしてグリーン・イニシアティブに注 力しており、2022年のG20サミット議長国として「持続可能なエネルギーへの移行」を3本柱のひとつとして位置づけている。
このインドネシア政府の国家レベルの二酸化炭素排出量削減へ意欲を背景に、同国産業界も電気自動車の導入の一歩を踏み出している。そうしたなかでKTB社は、2022年9月から10月に掛けて、現地大手物流輸送会社のB-Log社( PT. Trimitra Trans Persada )のもとでeキャンターの実証実験を開始。
国際空港が位置するジャカルタのタンゲラン地区などで、インドネシア国内40都市で3000台の車両を運用するB-Log社は都市部でeキャンターの実力を検証するべく配送業務に試験導入した。
KTB社とMFTBCはこの試験を通じて、現地に於ける利用パターン、潜在的な課題を把握すると共に、同国市場特有のニーズを反映したソリューション開発を行っていく構えだ。