三菱ふそうトラック・バス(以下、MFTBC)は、2019年10月1日付の役員人事を、取締役会の承認を経て決定した。
副社長兼セールス・カスタマーサービス本部長のミヒャエル・カンパー氏が9月30日付で退任し、後任としてアヒーム=プハート氏が10月1日付で就任する。
■取締役人事(10月1日付)
<新、現、氏名>
– 退任、副社長 セールス・カスタマーサービス本部長、ミヒャエル=カンパ―
– 副社長 セールス・カスタマーサービス本部長、ダイムラーAG社 メルセデス・ベンツトラック部門 グローバル・セールス本部長、アヒーム=プハート
プハート氏は、2002年にダイムラー・スカンジナビアに入社し、メルセデス・ベンツ・バン・トラックの営業に従事した後、ドイツのシュツットガルトに転勤し、メルセデス・ベンツ・トラック・ロシア社の市場管理と営業管理部門を経験。
2010年にはメルセデス・ベンツ・トラック・ヨーロッパの営業、サービスおよびマーケティング本部長補佐に就任。その後、ダイムラー・トラック部門とロシア市場の提携先であるカマズ社との協力関係のためのアライアンスオフィスを2015年まで統括した。
直近ではメルセデス・ベンツ・トラックの国際事業本部長として、アルジェリア、ロシア、イラン等の様々な市場での現地生産および販売提携を支える新規事業開拓を担当していた。
今回ダイムラーを退社するミヒャエル・カンパ―氏は、同社で24年間従事。多数の国際市場でメルセデス・ベンツとふそうの両ブランドを手掛けダイムラー・トラック部門の事業発展に尽力。同氏のリーダーシップは、ダイムラー・トラック・アジアが2016年から18年にかけて達成した確成長に大きく寄与したと云う。
MFTBC CEOのハートムット=シック氏は、今回の人事について以下のように話している。
「アヒーム・プハートの経歴は、FUSOブランドの存在感をグローバルにより高めていくMFTBCの目標を一層加速するのにふさわしい経歴と経験を持っています。彼の情熱と専門知識が、わが社の事業を次のレベルに引き上げることを確信しています」。