国土交通省は、3月20日、平成29年末時点に販売された乗用車で、燃費の良い乗用車(普通・小型自動車部門、軽自動車部門)のベスト10を発表した。
最も燃費の良い乗用車は、普通・小型自動車ではプリウス(トヨタ自動車)、軽自動車ではアルト(スズキ)及びキャロル(マツダ)となった。
同省は、自動車ユーザーの省エネルギーへの関心を高め、燃費性能の優れた自動車の開発・普及を促進するため、毎年、燃費(※1)の良い乗用車のベスト10とともに、「自動車の燃費性能の評価及び公表に関する実施要領(平成16年国土交通省告示第61号)」に基づき自動車の燃費性能を評価した「自動車燃費一覧」を公表している。
平成28年度に販売された乗用車の平均燃費は21.9km/Lとなり、前年度から約1.3%向上した(「ガソリン乗用車の平均燃費値の推移」参照)。
また、平成32年度燃費基準の達成レベル(※2)が最も高い乗用車は、普通・小型自動車では達成率205%のプリウス(トヨタ自動車)、軽自動車では達成率150%のアルト(スズキ)及びキャロル(マツダ)だった(「平成32年度燃費基準達成・向上達成レベル ベスト10(平成29年版)」を参照)。
※1:型式指定審査において取得する国土交通省審査値。
※2:一般に、自動車は車両重量が重いほど燃料を多く使うため、燃費基準値は車両重量に応じて設定されている。(車両重量に応じた燃費基準値は「自動車燃費一覧」を参照。)
[平成29年の燃費の良い乗用車ベスト10]
■普通・小型自動車部門
<順位、車名、通称名、JC08モード燃費値(km/L)>
1、トヨタ、プリウス、40.8
2、トヨタ、アクア、38.0
3、ニッサン、ノート、37.2
〃、ホンダ、フィット、37.2
5、ホンダ、GRACE、34.8
6、トヨタ、ヴィッツ、34.4
〃、トヨタ、カローラ アクシオ、34.4
〃、トヨタ、カローラ フィールダー、34.4
〃、ホンダ、SHUTTLE、34.4
10、トヨタ、カムリ、33.4
■軽自動車部門
<順位、車名、通称名、JC08モード燃費値(km/L)>
1、スズキ、アルト、37.0
〃、マツダ、キャロル、37.0
3、スズキ、アルト ラパン、35.6
4、ダイハツ、ミラ イース、35.2
〃、トヨタ、ピクシス エポック、35.2
〃、スバル、プレオ プラス、35.2
7、スズキ、ワゴンR、33.4
〃、マツダ、フレア、33.4
9、スズキ、ハスラー、32.0
〃、マツダ、フレア クロスオーバー、32.0
○平成32年度燃費基準達成・向上達成レベル ベスト10(平成29年版):
http://www.mlit.go.jp/common/001226384.pdf
○自動車燃費一覧:
http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_mn10_000002.html
○ガソリン乗用車の平均燃費値の推移:
http://www.mlit.go.jp/common/001226382.pdf
○<参考>ハイブリッド自動車を除く普通・小型自動車の燃費の良い乗用車ベスト10、燃費基準達成・向上達成レベルベスト10: