国土交通省は、屋内外の測位環境を活用した様々な民間サービスの創出を目指し、「東京駅周辺屋内地図オープンデータ」を、G空間情報センター(※1)で、8月31日から公開する。
国土交通省では、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機に、訪日外国人・高齢者・障害者を含む誰もが、屋内・屋外を問わずシームレスに目的地へ円滑に移動できる社会の実現を目指し、「高精度測位社会プロジェクト」を実施している。
プロジェクトでは、日本最大級の地下空間が拡がる東京駅周辺で、屋内電子地図や屋内測位環境を整備し、屋内外シームレスなナビゲーションサービスの実証実験を実施。
今回、屋内外の測位環境を活用した様々な民間サービスの創出を目的として、実証実験の際に整備した東京駅周辺の屋内電子地図を、昨年11月の新宿駅周辺屋内地図に続いて、G空間情報センターで公開する。
[東京駅周辺屋内地図オープンデータについて]
・日本最大級の地下空間、東京駅を中心とした東西約1km、南北約2km の範囲を対象に整備。
・20を超える鉄道施設や民間ビル、公共施設等にまたがる屋内電子地図を関係者の協力により初公開。(改札内は含まず)
・サービスの基盤となる屋内地図として、公共的な通路や階段等データを含み作成。通路の段差や勾配等を含む屋内ネットワークデータを利用し、段差を回避したバリアフ リールートの検索等のサービスも開発可能。
※1)G空間情報センター:平成28年から稼働する産学官の地理空間情報を扱うプラットフォーム。官民問わず様々な主体により整備・提供される多様な地理空間情報を集約し、利用者がワンストップで検索・ダウンロードし利用することが可能。
■(G空間情報センター)東京駅周辺屋内地図オープンデータ:https://www.geospatial.jp/ckan/dataset/mlit-indoor-tokyo
■G空間情報センター:https://www.geospatial.jp/gp_front/
■(国土交通省)別紙1「東京駅周辺屋内地図 公開対象範囲・内容 」、別紙2「高精度測位社会プロジェクトの取組」、別紙3「G空間情報センターを核とした今後の屋内地図整備の方向性」(PDF):http://www.mlit.go.jp/common/001251721.pdf