国土交通省は9月1日、「中継輸送の取組事例」の募集について発表した。
平成30年7月に公布された「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」において、長時間労働の是正を図る観点から、時間外労働について罰則付きの上限規制が導入されることとなり、自動車の運転業務についても、令和6年4月1日から、年960時間の上限規制が適用されることとなった。
上限規制を遵守しながら現在と同水準の物流を確保するためには、生産性向上や長時間労働の改善等の働き方改革に向けた取組みを速やかに実施する必要がある。
中継輸送は長距離運行を複数のドライバーで分担し、日帰り勤務が可能となる輸送形態であり、労働負担の軽減や担い手の拡大に繋がる。
国土交通省では、各事業者で取り組む中継輸送の取組事例を広く募集。事例集として周知することにより、中継輸送のさらなる普及促進を図るとしている。
■募集内容
募集対象者:中継輸送を実施している事業者の方(荷主・運送事業者等)
募集期間:令和3年9月~令和4年2月末
URL:https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk4_000110.html