国土交通省は4月15日、トヨタ自動車の「シエンタ ウェルキャブ仕様 タイプ1 」を、〝標準仕様ユニバーサルデザインタクシー〟の〝認定レベル準1〟に認定したと発表した。
国交省では、2021(平成24)年3月に「標準仕様ユニバーサルデザインタクシー認定要領 」を定め、この標準仕様を満たすタクシーを〝ユニバーサルデザインタクシー(レベル1、レベル2)〟として認定してきた。
しかし、直近のその導入状況が都心に集中していることが判明したことから、この地域格差を是正し、主に地方部での需要に緊急的に対応するため、今年4月1日付で認定要領を改正。従来のレベルに加えて、新たに〝認定レベル準1〟を追加した。
今回、この〝認定レベル準1〟に対して、トヨタ自動車から「シエンタ ウェルキャブ仕様 タイプ1」の認定申請があったため、国交省はこれを認定した。
標準仕様ユニバーサルデザインタクシーに認定されていることを示すマーク。左から〝認定レベル1〟と〝認定レベル2〟、そして〝認定レベル準1〟。
なお、新しい認定要領に基づいて認定された標準仕様ユニバーサルデザインタクシーには、車体に以上のマークが表示されるが、国交省は、認定レベルによりスロープの耐荷重等仕様が異なるため、ステッカーを確認した上で、利用するよう呼び掛けている。