国土交通省は8月5日、軽・中量車の世界統一排出ガス測定法に係る協定規則(第154号)に関する国際基準等を国内の保安基準に導入するため、所要の法令等の整備を行うと発表した。
国交省は、2016年(平成28年)10月、乗用車等の排出ガス試験法として、世界技術規則第15号の「軽・中量車の世界統一排出ガス測定法(WLTCモード/※)」を国内導入したが、国際連合欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラム(WP29)の第181回会合で、新たに「軽・中量車の世界統一排出ガス測定法に係る協定規則(第154号)」が採択されたことを受け、自動車の型式認定において相互承認が可能となるよう、同規則を導入することを目的に、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示の改正等を行う。
<公布・施行・適用義務化>
・公布・施行 令和3年8月5日
・適用義務化 令和4年10月1日(新型車)
※WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード。
■(国交省)国連の車両等の型式認定相互承認協定における相互承認の対象項目(令和3年6月現在):https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001407738.pdf