国土交通省は7月14日、「第19回日ASEAN次官級交通政策会合」の結果概要を発表した。
国土交通省では、「日ASEAN交通連携」に基づき、日本とASEAN加盟国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ及びベトナム)との間の交通分野における連携をさらに強化するため、「第19回日ASEAN次官級交通政策会合」を7月13日、テレビ会議で実施。「日ASEAN交通連携」の協力内容進捗確認や、新規協力案件等についての議論を行なった。
■合意事項
(1)新規プロジェクトの大臣会合への提案
「日ASEAN交通連携」の下でASEANにおける「質の高い交通」をさらに推進するため、日本より以下の新規プロジェクトの実施を提案し、2021年11月に開催予定の第19回日ASEAN交通大臣会合で承認を求めることで合意した。
・ビックデータを活用したモビリティの向上
(2)プロジェクト成果の大臣会合への報告
「日ASEAN交通連携」の下で2021年に取りまとめが予定されている以下の2つの成果物について、第19回日ASEAN交通大臣会合に報告し承認を求めることで合意した。
・過積載車両管理のためのICTソリューション実証実験の報告
・日ASEANコールドチェーン物流認証審査ガイドラインの策定