国土交通省は、1台で通常の大型トラック2台分の輸送が可能な「ダブル連結トラック」の導入を「生産性革命プロジェクト」に位置づけ、今年1月に、特殊車両通行の許可基準を緩和し、新東名を中心にダブル連結トラックの本格導入をスタートした。
今回、物流事業者のニーズ等を踏まえ、8月8日から、主な通行経路となる区間を東北から九州まで拡充する。
国交省では、トラック輸送における深刻なドライバー不足(約4割が50歳以上)の対策として、民間からの提案や将来の自動運転・隊列走行も見据え、特車許可基準を緩和。ダブル連結トラックを導入することで、トラック輸送の省人化を促進する。
また、実験状況を踏まえ、トラックの隊列走行についてインフラ面での事業環境の整備を検討する。
さらに今後、高速道路SA・PAでのダブル連結トラック優先駐車ますを順次整備し、引き続き、運行状況や物流事業者のニーズを踏まえて、対象路線について検討していく。
[拡充する路線]
物流事業者のニーズを踏まえ、道路構造、休憩箇所について物流事業者の詳細計画をもとに確認、検討を実施し、主な通行経路となる区間を以下の通り拡充する。
<これまでの主な通行経路となる区間>
新東名区間(海老名JCT~豊田東JCT)
<今回拡充する主な区間>
東北自動車道(北上江釣子ICまで)
~ 圏央道
~ 東名高速道路
~ 名神高速道路・新名神高速道路
~ 山陽自動車道
~ 九州自動車道(太宰府ICまで)
[問い合わせ先]
(特殊車両通行許可制度について)
道路局 道路交通管理課 車両通行対策室 瀬戸
電話:03-5253-8111(内線 37432)直通 03-5253-8483 FAX:03-5253-1617
(駐車ますの整備について)
道路局 高 速 道 路 課 有料道路調整室 高戸
電話:03-5253-8111(内線 38382)直通 03-5253-8491 FAX:03-5253-1619