国土交通省は5月21日、現行の事前確定運賃を改良した「事前確定運賃用ソフトメーター」の実証実験の実施を発表した。
「事前確定運賃」は、配車アプリを活用して、タクシーに乗車する前に運賃が確定することにより、「渋滞や回り道等により運賃が高くなるかもしれない」「到着するまでメーターが気になる」というタクシー運賃に関する不安がなくなり、タクシーが利用しやすくなることを期待するもの。令和元年10月28日からサービスを開始している。
今回の実証実験は、現行の事前確定運賃を改良し、現行のタクシーメーターを使用せず、地図上で計測した距離に基づき運賃を算定する事前確定運賃用ソフトメーターによる運送を行うものであり、実証実験を通じて、タクシー事業者の負担軽減及び旅客の利便性向上の効果等を検証する。
実証実験の概要
・期間:令和3年5月24日(月)午前11時~令和3年6月30日(水)
・場所:東京都特別区、武蔵野市、三鷹市
・参加事業者:日本交通グループ(約5,000両)、荏原交通グループ(約300両)、小田急交通株式会社(約170両)、平和交通羽田株式会社(約80両)
・利用方法:Mobility Technologiesが提供するタクシー配車アプリ『GO』で利用可能(令和3年5月24日(月)午前11時アップデート予定)