国土交通省道路局は12月9日、令和3年度から道路政策の課題の解決を目指す研究課題を、研究者から広く募集することを発表した。
国土交通省道路局では、「学」の知恵、「産」の技術を幅広い範囲で融合し、道路政策の質を一層向上させるため、平成16年10月より新道路技術会議(委員長:朝倉康夫東京工業大学大学院教授)を設置している。
今回、技術研究開発を研究者から広く募集することで、産・学・官の連携を強化し、「学」の知恵、「産」の技術を幅広い範囲で融合、道路政策の質の向上を目指す。
1.募集期間
令和2年12月9日(水)から令和3年1月15日(金)
2.研究期間
令和3年度から3年間以内(ただし、公募タイプに応じて研究期間が異なる場合あり)
3.募集する研究テーマ
■10の政策領域
(1)新たな行政システムの創造
(2)道路ネットワークの形成と有効活用
(3)新たな情報サービスと利用者満足度向上
(4)コスト構造改革
(5)美しい景観と快適で質の高い道空間の創出
(6)交通事故対策
(7)防災・災害復旧対策
(8)道路資産の保全
(9)沿道環境、生活環境
(10)自然環境、地球環境
■公募タイプ
– タイプI(政策実現型:現在の道路行政の重点課題の解決に資する研究)
– タイプII(技術ブレイクスルー型:技術的課題の画期的な解決を目指す研究)
– タイプIII(新政策領域創造型:政策横断的な視点から道路行政の新たな政策領域を提案する研究)
– タイプIV(特定課題対応型:道路行政における社会的なニーズ等を踏まえた特定の政策課題に対応した研究)
・ソフト分野
AI技術等を活用した特殊車両の軌跡推定の高度化に資する研究開発
カメラ画像を活用した交通量等道路交通データ観測の精度向上に資する研究開発
・ハード分野
道路構造物の点検時に得られる定量的データを活用した診断支援に関する研究開発
4.募集要領及び提案様式
詳細は国土交通省ホームページ(http://www.mlit.go.jp/road/tech/index.html)に記載。