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2024年4月17日【イベント】

国交省とナスバ、レクサス「RX」をファイブスター賞に

坂上 賢治

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国土交通省とナスバ(独立行政法人 自動車事故対策機構)は4月17日、自動車の安全性能を評価・公表する「自動車アセスメント」に於いて、レクサス「RX」の評価試験を行った結果を公表した。

 

慎重な評価試験からレクサス「RX」から抽出した実験数値に従い、国土交通省とナスバは、予防安全性能評価に於いて「Aランク」の獲得を示した。

 

また事故発生時にエアバッグ展開と連動し、専門のオペレータを通じて自動通報する「事故自動通報装置」を装備などを踏まえた評価結果から、最高評価にあたる「「★★★★★(5つ星)ファイブスター賞」を獲得したことを明らかにした。

 

この国土交通省とナスバの評価を受けて、レクサス「RX」の製造メーカーのトヨタ自動車は、自社製品の性能試験から得られた公的評価を踏まえ、その獲得数値の背景や要因として以下の車両性能を挙げている。

 

1.予防安全性能

  • – 自車が交差点右折時に直進してくる対向車や、交差点へ進入する際に交差する車両・自動二輪車を検出、ブザーと表示で衝突の可能性を知らせると同時に、プリクラッシュブレーキを作動、衝突回避や被害軽減をサポートする他、複数の予防安全システムをパッケージ化して標準装備。

 

  • – 踏み間違いなどによる衝突被害の軽減に寄与する踏み間違い時加速抑制装置は、歩行者や自転車を検知し加速抑制する低速時加速抑制機能を追加するなど支援範囲を拡大。

 

2.衝突安全性能

  • – 全方位コンパティビリティボディ構造と、最適に配置、設計されたSRSエアバッグによって、万が一の衝突時の乗員の傷害低減に貢献。

 

  • – 歩行者傷害軽減ボディ構造で、万が一の衝突時の歩行者への衝撃を緩和。

 

3.衝突安全性能

  • – 事故時にエアバッグが展開した場合、自動でオペレータに接続して救援機関に通報するための車載通信機を標準装備。車両データから重傷確率を推定してドクターヘリの出動を要請する先進事故自動通報システムにも対応。

 

参考:レクサスRXカタログ:https://lexus.jp/models/rx/pdf/rx_catalog.pdf

 

※以下の評価結果は当該のナスバホームページから引用した。

 

 

評価結果の見方 ( PDF 344KB )

 

予防安全装置に関する注意事項 ( PDF 279KB )

 

自動車安全性能2023試験映像:レクサス RX_ナスバ(独)自動車事故対策機構 公式から引用

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。