国土交通省・横浜国道事務所と横浜市道路局は協力し、ビッグデータ(ETC2.0データ)から特定された速度超過や急ブレーキが多発する生活道路において、走行速度を低減させる社会実験(スムース横断歩道等の試行的設置)を、11月20日(火)から行う。
これは平成30年度に地域住民、及びPTA、警察、国交省、横浜市が連携し発足した「中山町地区 交通安全対策協議会」による取り組みとなる。
横浜市の中山町地区では、周辺の幹線道路を避けて対象区間(ゾーン30区域内及び通学路)をスピードを出して通過する車両が多く、ビッグデータ(ETC2.0データ)の分析結果からも速度超過等が確認されており、通勤・通学する方や地域住民にとって危険な状況となっている。
そのため、中山町地区を対象に、走行速度の低減や流入交通量の低減などを目的に、スムース横断歩道等、以下の安全施設を1ヶ月間試行的に設置して効果検証を行う。
・スムース横断歩道:横断歩道を歩道の高さまで高くし、車の速度を低下させ、歩行者が安全に横断できるようにする。
・クランク型狭さく:道路を狭くするものを連続的に設置し、車の速度を低下させる。
・ハンプ:道路に赤い凸部の構造物を設け、車の速度を抑制する。
・狭さく:道路を狭くするものを設置し、車の速度を低下させる。
[中山町地区ビッグデータによる分析結果]
<平均速度>
<急減速発生状況>
<対策が必要な区間を通行する車両の主な経路>
[実施概要]
– 施工日時:
スムース横断歩道:平成30年11月20日(火)(9:00~16:00)
ハンプ・クランク型狭さく:平成30年11月21日(水)(9:00~16:00)
※ 天候等により、施工が延期になる場合がある。
– 施工場所:横浜市緑区中山二丁目地先
– 設置期間:平成30年11月20日(火)~平成30年12月17日(月)(予定)
– 対策内容:スムース横断歩道1ヶ所、ハンプ1ヶ所、狭さく2箇所