国土交通省は、ETC2.0データと民間保有のデータとの統合利用により、交通の利便性や円滑化、安全性をさらに向上させるサービス等、民間企業から、ETC2.0データを利活用する新たなサービスを公募する。
近年のIoT等の技術革新の急激な進展に伴い、データの利用への要望が大きくなるなか、国交省・生産性革命本部は、ETC2.0データを官民連携で活用することで、民間での新たなサービスの創出を促し、地域のモビリティサービスを強化するとしている。
この実現のため今回、民間企業から、ETC2.0データの新たな利活用サービスについて公募する。
公募の内容については、具体的には、ETC2.0データと民間保有のデータとの統合利用により、交通の利便性、円滑化、安全性の向上等地域のモビリティサービスの強化等に繋がるサービスを想定していると云う。
提案については、別途、有識者委員会により評価し、選定。選定されたサービスは、実用化にあたっての制度的・技術的課題を検討した上で、実験・実装を進める。
[公募の概要]
<募集するサービス>
ETC2.0データを用い、地域のモビリティサービスの強化等に繋がるサービスで、国内の関連法令・技術基準を満たすもの。例えば、民間企業の保有するデータとの統合利用によるサービス、他の交通モードとのデータとの組み合わせによるサービス等を想定している。
ETC2.0データは、道路上に設置された路側機と各車両に設置されたETC2.0車載器間の通信により得られる車両情報、走行履歴情報、挙動履歴情報により構成。
今回の企画立案にあたって対象となるETC2.0データは下表参照。企画立案にあたりデータが必要な場合は、サンプルが提供される(連絡先は文末に)。なお、サンプルデータは、個別車両の特定ができないように統計的処理が施されている。
<応募資格>
本公募の参加資格対象者は、日本での法人格を有する「民間企業」で、ホームページ・パンフレット等で事業内容について確認できる者。
<応募期間>
平成30年8月14日(火)~平成30年9月25日(火) ※第一次募集
<応募の手続き>
応募者は下記に示す書類を作成し、提出する。ただし、必要がある場合は補足資料の提出を求めることがある。
(1) 提出書類
ア 参加申込書
・様式 1 による(※)
イ 提案サービスの概要書
・様式2による(※)
ウ 添付書類
・企業又は団体の概要と事業内容が分かる資料(パンフレット等)
※様式1、2は、公募用 URLからダウンロードのこと:http://www.mlit.go.jp/road/road_fr4_000065.html
(2) 提出方法
持参、郵送(配達証明に限る)、宅配便(手渡ししたことが証明されるものに限る)、若しくは電子メール(スキャンしてPDF化したもの)のいずれか。電子メールの場合は、提出期限後に原本書類を郵送等で送付すること。なお、全ての場合において提出書類の着信を電話で確認すること。
<提出期限>
平成30年9月25日(火)午後5時(必着)
<提出先>
文末に記載
<費用負担>
企画提案の作成にかかる費用は公募参加者が負担。
<選定審査>
(1)選定審査
応募書類に基づき、応募資格及び提案内容にかかる審査を行い、実用性の高いサービスを選定する。審査は下表の評価基準に基づき、総合的に実施する。
(2)ヒアリング等の実施
応募された内容を確認するため、応募書類の提出後、日程調整のうえ担当技術者へのヒアリングやメール等により確認を行う場合がある。
(3)選定結果の通知・公表
選定の結果については、応募者に対して書面により通知。なお、選定結果に至った理由については通知しない。選定された応募者とは、提案されたサービスの取扱いについて別途協議により秘密保持等についての取り決めを行う。
[提出並びに問い合わせ先]
国土交通省 道路局道路交通管理課
企画専門官 竹下正一
係長 北川洋平
TEL:03-5253-8111 (内線 37432) 直通 03-5253-8483
FAX:03-5253-1617
E-mail:
(竹下)takeshita-s2mg@mlit.go.jp
(北川)kitagawa-y2kg@mlit.go.jp