経済産業省と日本機械工業連合会は、総務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、国土交通省との共催で、「第8回ロボット大賞」の募集を4月23日から開始する。
「ロボット大賞」は、ロボット技術の発展やロボット活用の拡大等を促すため、優れたロボットや部品・ソフトウェア、それらの先進的な活用のほか、研究開発、人材育成の取組などを表彰する制度。
平成28年に実施した第7回からは、「ロボット新戦略」(平成27年2月10日 日本経済再生本部決定)に掲げられた「ロボット大賞の拡充」に基づき、経済産業大臣賞に加えて総務大臣賞、文部科学大臣賞、厚生労働大臣賞、農林水産大臣賞、国土交通大臣賞の5つの大臣賞が創設されることとなった。
今回の「第8回ロボット大賞」では、4月23日(月)から6月29日(金)まで募集を行い、その後応募のあったロボット等について審査、今年秋に各賞を決定、10月17日(水)に東京ビッグサイトで表彰式を行う。
[募集について]
「第8回ロボット大賞」では、次の6部門・5分野を表彰対象として募集する。
<部門>
A.ビジネス・社会実装部門
ロボットに関連するビジネスモデル又は各分野における社会実装に向けた取組
B.ロボット応用システム部門
実用に供しているロボット技術を応用したシステム又はシステムインテグレーション
C.ロボット部門
実用に供しているロボット本体
D.要素技術部門
ロボットの一部を構成する部品、材料又はソフトウェア若しくはロボットが利用する共通基盤(通信ネットワーク等)その他のロボットの要素技術
E.研究開発部門
ロボットに関連する特に将来性のある研究開発の成果
F.人材育成部門
ロボット分野における人材を育成するための取組又は教材等
<分野>
1.ものづくり分野
2.サービス分野
3.介護・医療分野
4.インフラ・災害対応・建設分野
5.農林水産業・食品産業分野
[表彰位について]
応募のあったロボット等について、一次審査(書類審査)と二次審査(現地調査、プレゼンテーション審査)を行い、次の各賞の授賞対象を決定する。
(1)大臣賞
全応募のうちそれぞれの大臣が行う政策上の観点から、最も優秀であると認められるものに対して各大臣賞を授与する。
1.経済産業大臣賞
2.総務大臣賞
3.文部科学大臣賞
4.厚生労働大臣賞
5.農林水産大臣賞
6.国土交通大臣賞
(注)厚生労働大臣賞は以下に該当する医療機器には授与されない。
i.薬事承認・認証を受けていない機器
ii.保険収載を希望する機器で、当該手続が済んでいない機器
iii.医療現場での利用実績が一定期間を経過していない機器
(2)中小・ベンチャー企業賞(中小企業庁長官賞)
中小企業及びベンチャーからの応募のうち特に優秀であると認められるものに対して中小企業庁長官賞を授与する。
(3)日本機械工業連合会会長賞
ロボット産業の振興において特に優れたものに対して日本機械工業連合会会長賞を授与する。
(4)優秀賞(部門・分野)
各部門・各分野において特に優秀であると認められるものに対して優秀賞を授与します。
(5)審査員特別賞
上記の他に、表彰に値するものに審査員特別賞を授与することがある。
[問い合わせ先]
■「第8回ロボット大賞」事務局:TEL:03-5644-7298
■「第8回ロボット大賞」事務局メールアドレス:info@robotaward.jp
■「第8回ロボット大賞」公式HP:http://www.robotaward.jp/
※応募方法の詳細は公式ウェブサイト参照の事。
[今後のスケジュール]
4月23日(月曜日)応募受付開始
6月29日(金曜日)応募締切(当日必着)
9月下旬 大臣賞ほか各賞の決定
10月17日(水曜日)表彰式
※表彰式ならびに受賞ロボット合同展示は、World Robot Summit 2018 / Japan Robot Week 2018会場内で行われる。