mileは3月16日、マイクロモビリティ・電動キックボードのシェアリング事業に新規参入すると発表した。
mileは、自動車業界で経験を積んだメンバーによって創業された。人の命を乗せて走るクルマを生み出す場で培われた”安全”に対する強いこだわりをマイクロモビリティに向け、ラストワンマイルでの移動ソリューションを提供し、”S”mile(スマイル)に変えていくことをミッションとしている。
mileはミッション達成に向け、安全を「技術」と「啓蒙」で実現するという。
技術面では、クルマの運転支援などの安全機能に用いられるADAS(先進運転支援システム)を、マイクロモビリティ用に適用させた独自の安全デバイスを装着(現在開発中)。運転者の死角から接近する障害物への警告や走行データの収集が可能な機体を提供することで乗る人にも乗らない人にも優しい移動を目指す。
啓蒙面では、電動キックボードの安全な利用推進に向けた方策について官民で意見交換を行い、着実な実施を目指す「パーソナルモビリティ安全利用官民協議会」に加入。ライダーのマナー向上に向けた取り組みを徹底し、乗る人も乗らない人も安全で快適に過ごせる社会の実現を目指す。
■「先行モデルプロジェクト」で活動する羽田第一ゾーンスマートシティ推進協議会に加盟
mileは、国土交通省のスマートシティモデル事業「先行モデルプロジェクト」に選出されている羽田空港跡地第一ゾーン整備事業で活動する「羽田第一ゾーンスマートシティ推進協議会」に正式に加盟した。独自開発の”より安全な電動キックボード”や走行データを活用して大田区の課題解決に貢献し、持続可能な都市を目指す。