ミシュランは6月14日、46%持続可能な原材料を使用した高性能レーシングタイヤを公開した。
このタイヤは、6月1~4日に開催されたオンライン グローバル サステナブル モビリティ サミット“2021 Movin’On(ムービング・オン)”で発表されたもの。
ミシュランは2021年、2050年までにタイヤを100%持続可能にすることを発表。最初のマイルストーンとして、持続可能な原材料の割合を2030年までに40%に増加させることをグループの目標としている。持続可能な原材料を増やす取り組みに加え、原材料の調達、生産、道路での使用、リサイクルに至るまで、タイヤのライフサイクルすべての段階で環境への負荷を軽減する取り組みを進めている。
2021 Movin’Onで発表されたレーシングタイヤは、24時間耐久レースに追加予定の水素燃料電池プロトタイプカー部門向けに開発されている。
ミシュランは、天然ゴムの比率を高め、廃タイヤから回収したリサイクルカーボンブラック、オレンジやレモンの皮、ひまわり油、松やに、アルミ缶からリサイクルしたスチールなどを使用することで、持続可能な原材料比率を46%に高めることに成功した。
ミシュランのCEO/フローラン・メネゴー
「ミシュランは、モビリティと広義での移動は生命に固有のものであり、進歩の源であるという深い信念を持っています。この信念は、Movin’On とパートナーとコアバリューは同じです。」