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2019年4月25日【テクノロジー】

住友商事、米・建機自動化装置開発会社と覚書締結

NEXT MOBILITY編集部

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住友商事は、米州住友商事傘下で建機レンタル会社のサンステート社(Sunstate Equipment)を通じ、建機の自動化装置を開発するスタートアップ企業のBuilt Robotics(BR社)との間で、自動化建機レンタル事業に関する覚書を締結した。

 

サンステート社とBR社は、2020年中を目途に、BR社の自動化装置を取り付けた建機を、サンステート社の特定の顧客に、レンタル商品として提供するサービスを開始する計画。

住友商事・ロゴ

米国では、好調な国内経済や政府の景気刺激策などに支えられ、建設需要が拡大している一方、熟練工の高齢化や新規就労者の減少による労働者の不足が大きな課題となりつつある。

 

BR社は、無人で掘削・積込・運搬などの作業を行う「建機の自動操業」の実現を目指し、後付け型・自動化装置を開発。

 

多くの労働者や車両が作業する建設現場に導入できるよう、作業員、障害物、その他の車両を検知して衝突を回避し、緊急時には遠隔操作で停止する機能、設定区域内でのみ稼働する機能などを搭載した、安心・安全な自動化を目指していると云う。

 

 

 

 

一方、北米建機レンタル業界を代表する大手建機レンタル会社のサンステート社は、アリゾナ州他南西部11州で事業を展開し、約800種類の高所作業車や建機などを取り扱っている。

 

住友商事グループは、2018年に米州住友商事傘下のベンチャー投資ファンドを通じてBR社に出資。今回、サンステート社とBR社が同覚書を締結するに至った。

 

 

 

 

住友商事グループでは、テクノロジーの急速な発展により産業構造が大きく変化するビジネス環境下において、各組織の業界知見にデジタルテクノロジーを掛け合わせて既存ビジネスの高度化、新規ビジネスの創出、ビジネスモデルの変革を図るデジタルトランスフォーメーションを推進。この覚書締結も取り組みの一環となるとしている。

 

 

[会社概要]

 

<BR社>

 

– 会社名:Built Robotics
– 事業内容:建機自動化装置の製造・販売
– 所在地:本社:カリフォルニア州サンフランシスコ
– 設立年:2016年
– 従業員数:30人

 

<サンステート社>

 

– 会社名:Sunstate Equipment Co.,LLC
– 事業内容:高所作業車・建機他のレンタル事業
– 所在地:本社:アリゾナ州フェニックス
– 設立年:1977年
– 従業員数:1,823人(2019年3月末時点)

 

 

■Built Robotics:https://www.builtrobotics.com/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。