モビリティプラットフォームのMellowは(メロウ)3月1日、地方の魅力を発信するアンテナショップの新たな形として、地域行政と連携した移動型アンテナショップの取り組みを本格始動すると発表した。
これは、地域の特産品を都市部でPR・販売する新たなチャネルを確立し、自走するアンテナショップとして収益化することを目的とし、移動型店舗の事業者を育成するもの。
第一弾として、山口県の魅力を発信する、キッチンカーを複合的に活用した移動型アンテナショップが3月1日より本格稼働する。
自治体のアンテナショップモデルは、都心の一等地に店舗を構えることで集客力を高めながらも、家賃をはじめとする高額な固定費や、来店客の減少、ブランド力のある地域への人気の集中といったさまざまな課題を抱えていた。
また、コロナウイルス感染拡大によって、都内にある全国自治体アンテナショップ81店のうち独立型店舗62店を分析した実態調査 (一般財団法人地域活性化センター調べ)によると、新型コロナウイルスの影響を受けた20年3月の売上高は、49店が前年同月を下回り、そのうち11店が50%以上の大幅減となるなど、収益化困難な状況に拍車がかかっていると言える。
一方、以前より地域経済を活性化するために、大都市圏へ県の魅力を展開する方法を模索していた山口県ならびに山口フィナンシャルグループの子会社であるYMFG ZONEプラニング(以下「YMZOP」)と、地域創生の一助となるモビリティ活用を模索するメロウは、地方の魅力を発信するアンテナショップの新たな形として、事業運営の担い手を育成し、県をあげて支援・伴走する仕組みを構築した。
上記仕組を構築することによって、地域の総合的なチカラをキッチンカーに結集させ、事業者を育成しながら、最終的には移動型アンテナショップが経済的に独立した事業として自走することを企図している。
今回、地域にコミットする事業者を公募にて選定し、日本初の取り組みである移動型アンテナショップ:屋号「CHEF‘S MART 山口県」を始動。都心一等地のオフィス街やマンション下へ出向き、地域の県産品をつかったランチボックスや、特産品を販売しながら山口県の魅力をアピールする。
【移動型アンテナショップ第一弾 概要】
・ショップ名:CHEF‘S MART 山口県(シェフズマート山口県)
・メニュー:第一弾 山口県産ブランド鶏を使用した「彩りかしわめし」900円 など
・特産品の物販:地元生産者とのコラボ商品である「やまぐるめぐり」等をはじめとした県内特産品
・出店時間:平日11時30分〜14時00分
・出店場所:都内SHOP STOP
・Facebook:https://www.facebook.com/Chefs-mart-%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E7%9C%8C-106645698135700/