マツダが特別協賛をしている「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース(通称:メディア4耐)」が9月21日、〝最も長く続いている自動車のワンメイクレースシリーズ(英名:Longest running one-make automobile racing series)〟として、ギネス世界記録に認定された。
同大会では、9月21日に筑波サーキット(茨城県下妻市村岡乙159)で開催された35回目となるレースでギネス記録に挑戦。レース終了後、同記録の認定式が行われ、ギネス世界記録・公式認定員の藤渕文香(ふじぶち ふみか)氏から大会の実行委員長の鈴木俊治(すずき としはる)氏に認定証が贈呈された。
メディア4耐は、普段は取材する立場のメディア関係者らがマツダロードスターを駆って4時間を走り抜くワンメイク耐久レース。自身のレース参加を通じて、その魅力や楽しさを体感・情報発信することにより、日本の自動車文化の成熟へ寄与することを志として、「初代 ロードスター」が登場した1989年に開始。マツダは、その志に共感し、第1回大会から特別協賛している。
鈴木俊治氏は、認定式で「1989年に生まれたロードスターは、ライトウェイトスポーツカーというジャンルを復活させ、絶やすことなく35年間歴史を刻み、確固たる地位を築きました。このメディア4耐もその歴史と並走する形で、のべ820台のロードスターが熱いバトルを繰り広げました。この世界に誇るレースがギネス世界記録に認定されたことは大変喜ばしいこと。これまで関わった皆様全員でお祝いし、また記録を更新していきましょう」とコメント。
また、全35回のうち34回参戦しているモータージャーナリストの斎藤慎輔(さいとう しんすけ)氏は、「35周年の本日に到るまで、さまざまな困難や苦労があったと思います。本大会を支えてきた各関係者とマツダに敬意と感謝を申し上げます。今後も走り続け、モータースポーツの楽しさを世に伝えていこうと思います」と語った。
この大会にドライバーとして参戦したマツダの代表取締役社長兼CEOの毛籠勝弘(もろ まさひろ)氏は、大会終了後に「メディアの皆様をはじめ、レースの運営を支えてくださる皆さま、そして応援してくださるファンの皆さまと共にこの世界に誇るべきレースを35年にわたって続けてこられたことに、心から感謝を申し上げます。これからもマツダは『クルマは楽しいものだ』と感じていただける体験を創造し、仲間と共有できる幸せを届けてまいります」と語っている。