マツダは、8月8日、サウジアラムコ社(Saudi Aramco)および産業技術総合研究所(産総研)と、内燃機関の効率化とCO2排出量低減の有効性の検証に関する共同研究を開始すると発表した。
研究では、サウジアラムコ社が燃料採掘から精製過程でより低CO2排出となる燃料を開発し、マツダと産総研はその燃料を使用する高効率なエンジンに関する研究開発を行う。
マツダはこの取り組みで、燃料採掘から車両走行までを通したWell-to-Wheel視点での効果的なCO2低減技術の開発などの成果が期待できるとしている。
マツダは、2017年8月発表の「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言2030」に基づき、燃費の良い(CO2排出量の少ない)Tank-to-Wheel視点による内燃機関や、クルマを開発するのみならず、燃料採掘から車両走行まで視野に入れたWell-to-Wheel視点での総CO2排出量に着目し、地球環境負荷軽減に努めている。
この研究を通じてマツダは、低CO2排出技術をさらに追究し、「すぐれた環境安全性能」と「走る歓び」を両立したクルマをグローバルに提供し、さらなる省資源化や地球環境保護への貢献をめざすとしている。
[共同研究の概要]
研究テーマ:「低CO2燃料の開発および当燃料を使用する内燃機関の研究」
実施体制:サウジアラムコ社、産総研、マツダ
■サウジアラムコ:
http://www.saudiaramco.com/en/home.html
■産総研:
http://www.aist.go.jp/
■マツダの「環境への取り組み」:
http://www.mazda.com/ja/csr/environment/