マツダは、2024年「ENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE」に「MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept」、 「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept」および「倶楽部MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER」の3台で参戦する。
同社では、今季の参戦にあたり「持続可能な地球の未来に貢献する技術開発を進めながら、ひとを中心に置き、〝動くことへの感動が、いきいきとする体験〟に繫がるようなクルマ創りを行っています。
モータースポーツに於いては、共挑(きょうちょう)をテーマにスーパー耐久シリーズST-Qクラスに参戦する他の自動車メーカーと共に、カーボンニュートラル燃料を使用する車両で実証実験を行い、将来に亘って持続可能な自動車社会のあるべき姿を追求し、時代の変化に適合したモータースポーツ活動の啓発、認知拡大に務めてまいります」と話している。
2024年スーパー耐久シリーズの参戦体制は以下の通り
1.MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept(55号車)ST-Qクラス
2024年シーズンは、廃食油ベースの「水素化植物油」(HVO)100%の次世代バイオディーゼル燃料を使用しながら様々な技術に挑戦し、カーボンニュートラルと「人を育て、技術を鍛える」ことを目標に挑んでいく。
チーム代表:前田育男 監督:木田努
ドライバー:井尻薫、関豊(以上、プロレーシングドライバー)、前田育男、寺川和紘(以上、社内ドライバー)
メカニックチーム: HM RACERS(広島マツダ)
2.MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept(12号車)ST-Qクラス
2024年シーズンはトヨタ自動車株式会社、株式会社SUBARUと共に開発した燃料を使用しながら、将来のスポーツカー開発も視野に入れた取り組みを行い、カーボンニュートラルと「人を育て、技術を鍛える」ことを目標に挑んでいく。
チーム代表:前田育男 監督:木田努
ドライバー:阪口良平、堤優威(以上、プロレーシングドライバー)、川田浩史(以上、社内ドライバー)
メカニックチーム: FLAT OUT WORKS
3.倶楽部MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER(120号車) ST-5クラス
マツダは、多くの方々にモータースポーツを楽しんでいただきたいとの思いで、長年アマチュアの方が気軽に参加できるグラスルーツモータースポーツに力をいれてきた。2023年からは、その参加型モータースポーツの一層の盛り上げを図るため、新たに2つの「倶楽部MAZDA SPIRIT RACINGチャレンジプログラム」を始動させた。
そのひとつ目は、「バーチャルからリアルへの道」で、バーチャルのeSPORTSの世界からリアルモータースポーツを体験する機会を提供するプログラム。2つ目は、「スーパー耐久レースへの道」で、マツダが協賛している2つのグラスルーツモータースポーツにて優秀な成績を収めたドライバーが、スーパー耐久シリーズにチャレンジするプログラムとなっている。
120号車は、「スーパー耐久レースへの道」で選ばれたドライバーが、新たな時代のモータースポーツ文化の担い手になって貰うことを狙いに、2024年シーズンは、2023年シーズン同様ST-5クラスにシリーズ参戦する。
チーム代表:前田育男 監督:檜井保孝((株)ファーストレスポンダー)
ドライバー:上田純司、箕輪卓也、織田祥平、本多永一、久米田昴、松原泰世(以上、チャレンジプログラム選抜ドライバー)
メカニックチーム: オーバードライブ