マツダは1月30日、創立100周年を迎えた。
そして同日、本社講堂(広島県安芸郡府中町)で役員や従業員、組合・関連会社の代表者など、約500名が出席し、「創立100周年記念式典」を開催、次の100年に向けての決意を新たにした。
代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)の丸本明氏は、創立100周年にあたり、以下のように話している。
「マツダは100年前にコルクの製造で創業し、その後、自動車の製造の道に進みました。今では130を超える国・地域のお客さまにマツダ車をご愛顧いただいております。
長い道のりの中、良いときも、厳しいときも、お客さまをはじめ、販売会社さま、お取引先さま、ビジネスパートナーさま、地域の皆さまなど、ステークホルダーの皆さまからの支えがあったからこそ、今日という日を迎えることができました。全ての皆さまに心より感謝申し上げます。
次の100年に向け、私たちは人を第一に考えた『人と共に創る独自性』を大切にしてまいります。関係する全ての皆さまとの協業や共創を強化しながら、お客さまに愛着を持っていただける独自性あふれる商品・技術・顧客体験の創造に、今後も挑戦し続けてまいります」。
マツダは、これからの一年を通じて感謝を伝えるべく、3月の「GENEVA INTERNATIONAL MOTOR SHOW(ジュネーブモーターショー)」で創立100周年をテーマに出展、5月22日から24日には、「マツダオープンデー2020」を開催する。
また今回、より多くの人にマツダのニュースを届けるため、「MAZDA NEWSROOM」を開設。
さらに、「マツダ100周年サイト」において、100年の歴史を紹介する「MAZDA VIRTUAL MUSEUM」などのコンテンツを充実。世界のユーザーとの絆を紹介する「with MAZDA STORIES」で、物語の募集を開始した。
[マツダの歩み]
・1920:「東洋コルク工業株式会社」として設立。
・1921:松田重次郎社長就任。
・1927:東洋工業株式会社に改称。
・1931:初の自動車、三輪トラック「マツダ号」を生産開始。
・1960:初の四輪乗用車「R360クーペ」を発売。
・1964:小型乗用車「ファミリア800セダン」を発売。
・1965:三次自動車試験場の竣工式を実施。
・1966:宇品第1工場(U1)が操業開始。
・1967:ロータリーエンジン搭載車「コスモスポーツ」を発売。
・1971:米国最大の販売会社「マツダモーターオブアメリカ(MMA)」を設立。
・1975:CIシステムの導入を開始、企業シンボルを採用。
・1978:「サバンナRX-7」を発売。
・1979:フォード社と資本提携(持ち株比率25%)。
・1980:「ファミリア」が「1980-1981日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。
・1982:防府工場(西浦地区)が操業を開始。
・1984:マツダ株式会社へ社名を変更。
・1987:米国の工場(MMUC)で「マツダMX-6」を量産開始。
・1988:欧州の販売会社「MME」を設立。
・1989:「ユーノスロードスター」を発売。
・1991:第59回ル・マン24時間レースで「マツダ787B」が日本車初の総合優勝。
・1996:フォード社の持ち株比率を25%から33.4%に引き上げ。
・1998:タイの工場(AAT)で小型ピックアップトラックを量産開始。
・2002:新ブランドメッセージ「Zoom-Zoom」を体現した「アテンザ」を発売。
・2005:中国の統括会社「マツダ(上海)企業管理諮詢有限公司」を設立。
・2008:「Mazda2(デミオ)」が「2008世界カー・オブ・ザ・イヤー(WCOTY)」を受賞。
・2012:「SKYACTIV技術」とデザインテーマ「魂動-Soul of Motion」を全面採用した「CX-5」を発売。
・2014:メキシコの工場(MMVO)で「Mazda3(アクセラ)」を量産開始。
・2016:「ロードスター」が2016年「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー(WCOTY)」と「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー(WCDOTY)」をダブル受賞。
・2017:トヨタ自動車株式会社と業務資本提携に関する合意書を締結。
・2019:「MAZDA3」を発売。
・2020:創立100周年。
■(マツダ)マツダ100周年サイト:https://www2.mazda.com/ja/100th/
■(マツダ)MAZDA NEWSROOM:https://newsroom.mazda.com/ja/