NEXT MOBILITY

MENU

2020年1月20日【エネルギー】

丸紅、アブダビ・エネルギー庁と水素社会実現の覚書締結

NEXT MOBILITY編集部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
丸紅・HP1

 

 

丸紅は1月15日、アラブ首長国連邦アブダビ首長国エネルギー庁(AbuDhabi Department of Energy/以下「DoE」)と、水・電力の有効活用を通じた水素社会実現に係わる覚書を締結した。

 

この覚書は、再生可能エネルギー由来の電力を活用した水素製造について、技術及び経済性の観点から実現可能性を検討するもので、両者は、共同で調査研究と実証実験を進めると共に、再生可能エネルギー、水素製造及びその供給に関するノウハウの共有を図る。

丸紅・ロゴ

太陽光発電を始めとする再生可能エネルギー由来の電力は、気象条件などにより発電量が変動する。

 

そのため、電力の安定供給を目的に、余剰発電時の電力を利用して、一旦、燃焼時にCO2を排出しない水素を製造して貯蔵する方法が注目されており、そのサプライチェーンの構築が有望視されている。

 

DoEは、2018年2月にアブダビ首長国のエネルギー分野における政策立案を目的として設立。アブダビ首長国の経済成長、エネルギーの確保、そして持続可能な発展を可能にする効率的なシステム構築を目指している。

 

また、消費者と環境を保護すると同時にアブダビ首長国の持続可能な成長を下支えする効果的なエネルギー転換実現のための政策および規制の制定、戦略の策定を使命としている。

 

丸紅は、世界で有数の海外電力発電事業者として、アラブ首長国連邦において、発電容量1,177MWの太陽光発電所を含む5件の発電・造水事業に参画し、同国及びアブダビ首長国の電力セクターの開発に貢献。

 

今回、両者の長年の良好な関係に加え、水素サプライチェーン分野における複数の実証実験への参画経験を有する丸紅の実績やその知見が評価され、覚書の締結に至ったと云う。

 

 

[DoE概要]

 

– 省庁名:Abu Dhabi Department of Energy
– 代表者:Eng. Mohammed Bin Jarsh Al Falasi
– 管轄業務内容:アブダビ首長国エネルギー分野における政策立案

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。