丸紅は、台湾で複数の太陽光発電事業を開発・運営する「Chenya Energy(以下、CYE 社)」の株式100%を取得することを、CYE社の既存株主である米国の「I Squared Capital」と合
意し、株式売買契約を締結した。
株式取得後、CYE社は丸紅の100%子会社となる。
CYE社が保有する太陽光発電資産の合計発電容量は、約270MW。同国で再生可能エネルギー発電事業を行う会社の中で、最大規模だと云う。
丸紅は、世界最大規模の浮体式太陽光発電事業を含むCYE社の太陽光発電資産、およびCYE社の買収によって、今後拡大が予想される浮体式太陽光発電事業の知見を獲得するとともに、再生可能エネルギー事業開発の基盤を強化し、台湾や他地域への事業展開を図るとしている。
現在丸紅は、世界19カ国で持分容量12.5GWを超える規模の発電資産を保有・運営しており、台湾においては、長生ガス焚き複合火力発電事業(発電容量:960MW)、新桃ガス焚き複合火力発電事業(発電容量:600MW)に出資参画している。
なお、今回のCYE社買収後には、台湾における持分容量の合計は950MWを超え、外資企業として最大規模となる。
丸紅は、サステナビリティ推進の一環として、2018年9月に発表した石炭火力発電事業及び再生可能エネルギー発電事業に関する取組み方針(※1)に基づき、今後も積極的に再生可能エネルギー発電事業の開発を推進していくとしている。
※1:サステナビリティへの取組み方針に関するお知らせ(石炭火力発電事業及び再生可能エネルギー発電事業について/2018年9月18日):https://www.marubeni.com/jp/news/2018/release/00036.html
[CYE社概要]
– 会社名:Chenya Energy Co., Ltd. (チェンヤ エナジー社)
– 所在地:台湾・新竹市
– 設立年:2014 年
– 従業員数:約 40 人
– 事業内容:太陽光発電事業の開発、建設、保守・運転