マクニカ・MMスマートソリューション・コンソーシアム実行委員会(MMコンソーシアム)は2月3日と2月4日、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)の協力の下、日本初の「5G×立体音響搭載エンタメ自動運転EVバス公道走行」共同実証実験を実施すると(1月19日)発表した。
このMMコンソーシアムとは、産学公民の連携基盤「横浜未来機構」と連動して、みなとみらい21地区を最先端技術の実験場に見据えて活動するもの。今回は5G通信と連動した自動運転実証を行う。
実証実験の概要は以下の通り
(1)日程
2024年2月3日(土)、2月4日(日)
※同期開催の「YOXO FESTIVAL 2024/横浜でみらい体験」の一環として実施。
(2)内容
2−1. 自動運転EVバス「ARMA」の公道走行
横浜市・みなとみらいを自動運転EVバスで自動運行しつつ、コンテンツも楽しめるベく、DATTARUJIN合同会社が提供する「MM Sound Entertainment Tour(エムエム・サウンド・エンタテインメントツアー)」を活用した運行を実施。
2−2. マクニカ製遠隔運行管理システム「everfleet」によるバス監視
横浜ハンマーヘッド内のマクニカブースに自動運転EVバスの遠隔監視ディスプレイを設置。来訪者に自動運転EVバスの運行状況を案内する。同地区内でNTT Comの5G通信網を活用した映像品質の検証を行う。
(3)走行ルート
観光スポット周遊バス「あかいくつ」のバス停「ワールドポーターズ」を乗降場所とし、新港地区を約20分かけて一周する。(走行ルート:約1.4㎞)
走行コース(図)
(4)運行ダイヤ
10:00~16:30(事前申込み制)
(5)各社の役割
マクニカは、自動運転EVバス「ARMA」を用意、自動運転EVバスの自動運転プログラムの設計・準備、オペレータ、チューニングと遠隔監視システムと車両の連携、システム構築を実施する。
自動運転EVバス「ARMA」は、自動運転システムを搭載したハンドル・アクセル・ブレーキの無い自動運転EVバス。1回の充電で約9時間(100km)の自動走行が可能。全長:4,750mm、全高:2,650mm、全幅:2,110mm、重量:2,400kg(総重量:3,450kg)、乗客人数:最大7名。最高速度:19km/h(運行時は平均速度15km/h程度)、その他:緊急時は同乗のドライバーが手動介入する。
(6)参加方法
・事前申込み制(参加費無料):定員150名
・申し込みは以下予約ページから。
予約ページURL:https://t.livepocket.jp/e/mm_set
※定員に限りがあるため申込者多数の場合、抽選となる
(7)今後の展開
昨年度の私有地内における実証実験から、今回は同地区での公道実証実験に繋げる。以降段階的に自動運転EVバスの実装を進めていく。