ナビタイムジャパン、ドコモ・バイクシェア、JapanTaxi、東京臨海高速鉄道、東京臨海副都心まちづくり協議会、KDDIの6者は、東京都 (委託先:みずほ情報総研)が公募した「MaaS社会実装モデル構築に向けた実証実験プロジェクト」に採択され、来年1月から、東京臨海副都心エリアにて、MaaSの実証実験を行う。
実証実験では、東京臨海副都心エリアにおける、交通渋滞の解消や交通不便地域の快適な移動と、観光客の観光スポットへのスムーズな輸送や回遊率の向上という課題に対し、以下機能を搭載した多言語対応の専用MaaSアプリを提供する。
① マルチモーダル経路探索エンジンによる、鉄道などの公共交通機関とデマンド型シャトル、シェアサイクルを組み合わせたシームレスで最適な経路提案。
② デマンド型シャトル(無料)の提供 (運行事業者:日本交通)。
③ 鉄道、シェアサイクルのキャッシュレス決済。
④ おすすめの観光スポットなどの記事や観光施設情報、クーポンの提供によるエリアの新たな魅力の発信。
また、観光客の行動変化やニーズを把握して、課題解決や新たなサービス創出などMaaSの商用化に向け、本アプリの経路検索条件データやGPSデータなどの移動ビッグデータの分析も行う。
[各社の役割]
– ナビタイムジャパン:本実験の企画・運営、アプリ開発、マルチモーダル経路探索エンジンの提供、移動データ分析。
– ドコモ・バイクシェア:シェアサイクルの運営、1日乗車券の提供。
– JapanTaxi:デマンド型シャトル(無料)の提供。
運行にあたっては、JapanTaxiが日本交通の車両を貸し切り、運行車両の運賃はJapanTaxiが負担する。
– 東京臨海高速鉄道:りんかい線の運営、1日乗車券の提供。
– 東京臨海副都心まちづくり協議会:観光施設情報などの観光コンテンツの提供。
– KDDI:キャッシュレス決済技術の提供、アプリ開発サポート、プロモーション。